February 07, 2009 12:02 PM
スタッフ日記⑬
どうも、番組スタッフの剣持です。
第13回の今回は、“淳さんがフライデーされない為にはどうしたら良いか?”
という事で、……嘘です…(笑)
日本のニュース・報道を支える“スクープ写真”はどのように撮られているのか?
フリーカメラマンでジャーナリストの宮嶋茂樹さんに、お話を伺いました。
雑誌『フライデー』の専属カメラマンでいらっしゃった宮嶋さん。
未だにお小遣い(再使用料)が入ってくる、スクープ写真も数多くあるそうで!
淳さんの“なぜ撮られてしまうのか?”という質問に、
『脇が甘いんですな!!』と一言(笑)そして、
『こちらも人間なので、雨の日はモチベーションが下がります。』とのアドバイス。
淳さん『参考にさせていただきます。(笑)』
などのやりとりがありつつ、話は“宮嶋さんが写真に目覚めたきっかけ”に…
父親がカメラ好きだったので、そのお古を貰い、小さい頃から写真を撮っていた。
鉄道写真小僧だった。
また、近所で火災などのサイレンが聞こえると、
自転車で追いかけて行ってパチパチ撮っていた。
だから今の仕事は、まさに天職!!
【1996年、東京拘置所内のオウム真理教教祖・麻原彰晃の撮影に成功】
11日間同じ場所で張り込みをし続け、
(ベニヤ板にペンキを塗ったり、保護色にしたりして身を隠し)
10日目にして、やっと成功!!
『このときは嬉しかったですね~!!
一緒に張っていた同僚2人と、ウーロン茶をかけ合って喜びました!
レンズもびしょびしょにさせちゃいましたけど(笑)』
宮嶋さんはスクープを撮る直前、手が震える…前兆があるそうです。
【2001年、ロシアで外遊中の金正日総書記の撮影に、日本人で初めて成功】
“いつか撮ってやる!”と、外遊に出るタイミングを待ち構えていた。
相手が、ロシア国内の移動に鉄道を使った為、飛行機で先回りが出来た。
発表されている大体のスケジュールと、
“高い所に上るな!”という警察の通達を逆手に取り、
撮影ポイントを定めた。
【アフガン・イラクなど、戦地(最前線)での撮影】
バクダット・レバノンでは、戦争が終わるまで待つしかない状況だった。
ホテルの荷物は、ほとんどが水!
イラク戦争では、すぐ隣のビルが爆撃されるなど、
たくさんの危険な目に!!
そんな中、他人に流されて取材に同行するも、後悔…
『そういう時に限って何も無いんですよね~(笑)』
【ミャンマー軍による、映像ジャーナリスト長井健司さん殺害】
自分の行っていない現場で、他のカメラマンの事はあまり言いたくないが…
以前お会いした印象では、大変イケイケなタイプだった様に思う。
だいぶ大胆な、デモ隊の真ん前での撮影…
自分なら、臆病と言われても、ホテルの窓から狙うやり方をとる。
最後に、“ジャーナルズムとは?”との質問に、
『ジャーナリストと名乗った以上は、正しいとき正しい場所に居なきゃいけないと思う。
また、それが強みになる!
現場に行かないでジャーナリストを名乗るのを見るとムカつくんですよ(笑)』
と仰っていました。
また、“今後、撮りたいものは?”との質問には、
『特に無いんですけど(笑)
撮りたいものが向こうからやって来る。
それまでは、ひたすら待つ…
それが何かというのは期待しないで待っている。』
とのことでした。
戦地と日本とのギャップは、スイッチが入れ替わるので大丈夫!と言いつつも…
“パンッ”という音がすると、銃声と間違えて隠れてしまったり、
煙突の煙を見て、空爆と思ってしまったりするそうです…
本当、私達レベルでは計り知れない…お仕事です。
まとめ ・どんな危険な現場でも常に、怪我をしないで帰る計算をしている。
・現場に行ってこそのジャーナリスト!!
宮嶋茂樹さんのリクエスト曲♪抜刀隊(行進曲)
♪負けないで/ZARD
投稿者 newsclub : 12:02 PM