春風亭昇也、神田伯山TVに言及！ YouTubeと寄席が連動!? 古今亭文菊、喋り方が子どもの頃のまま？『落語家が、何か面白いこと言ってるよ』
文化放送で木曜夜7時から放送中の『みらいブンカ village 落語家が、何か面白いこと言ってるよ』。2月27日のパーソナリティは、古今亭文菊師匠、春風亭昇也さん、西川文野アナウンサーです。
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古今亭文菊、喋り方は「子どもの頃から変わらない」？
春風亭昇也さんは「文菊あにさんとラジオ番組に出られて、今年一番楽しい！」と言います。古今亭文菊師匠の出演は、昇也さんの要望で実現したそうで――
昇也 「真打の方で誰か一緒にやりたい人いますか？」って聞かれたんです。で、いの一番に「古今亭文菊を呼んでくれ！」と。
文菊 そうなの？
昇也 そうですよ！
文菊 じゃあ、あとで千円あげる。
昇也 ありがとうございます（笑）
文菊師匠と西川さんの間にも縁が。二人はともに学習院大学出身だそうです。
西川 文菊師匠は学習院で有名なんですよ。私、いろんな方から「文菊師匠知ってる？」って聞かれて。
文菊 ほんとに？
昇也 こんなキャラクターの人、学習院にいないからでしょ？ （文菊師匠の話し方をまねて）「ぱぁそなりてぃなんてぇものは」
文菊 いや、そんなことない（笑）。学習院に行くとね、こんな方たくさんいらっしゃる。
昇也 ウソつけよ！（笑）
文菊師匠は、落語をしていないときでも「落語口調」と変わらない話し方だそうです。昇也さんが「それがすごい」と言うと、文菊師匠は――
文菊 そりゃだってさ、不自然じゃない？ 高座にあがったら突然（口調が変るのは）。
昇也 いや、その口調は高座では自然なんだけど、私生活では「不自然」なんです、あにさん（笑）
文菊 あれ!? なんで？ どうして！
文菊師匠の話し方は、子どもの頃からあまり変わっていないのだとか。昇也さんは「（師匠が落語の話し方に寄せたのではなく）落語が文菊に寄ってきたんだ」と言って笑いを誘いました。
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神田伯山TV、YouTubeと寄席を連動!?
2月11日、講談師・神田松之丞さんが六代目・神田伯山を襲名しました。春風亭昇也さんは、「六代目・神田伯山襲名にみるYouTubeのあり方」に言及します。
神田伯山師匠は、YouTubeチャンネル「神田伯山TV」を配信中。内容は、「松之丞改め六代目神田伯山 真打昇進襲名披露興行」の密着動画が中心なのだとか。昇也さんは「これが面白い」と話します。
昇也 仲間や後輩が楽屋の中を撮っているので、みんなリラックスしているんです。それは日常なんだけど、一般のお客さんが普段見られないシーンを映しとっているわけですよね。
西川 たしかに、寄席の楽屋は見たことがなかったので。「こういう作りになっているんだ」とか、あと高座に上がられるまでの、ドアを閉めるところまで撮られているのも面白いですね。
神田伯山TVを見ていた西川さんも昇也さんの話に同意します。また、昇也さんは、襲名披露興行の観客を「伯山目当てのお客さん」、「みんな神田伯山TVを見てる」と話します。これが、襲名披露興行として今までにないことを生み出しているのだとか。
昇也 みんなYouTubeを見ている前提でいるから、講談師も前日の（YouTubeの）映像の話をするんです。
文菊 高座で？
昇也 高座で。で、見ている人が多いから、それが結局フリになるわけ。だから（話の）枕を一からしゃべらなくても、「昨日の見てますよね？」って前提でしゃべって、それが枕になっちゃうんです。
文菊 ほぉ、そりゃすごいねぇ。
昇也 お客さんとの間に共通認識があるから、前日の楽屋であったハプニングの話を、翌日の高座の枕でふっても（お客さんに）通じるんですよ。これが、今までにないことで。
文菊 ありえないね、それはね。
西川 連動しているんですね、YouTubeと寄席が。
昇也さんは、寄席とYouTubeの連動を「すごく面白い現象だな」と話しました。
