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2020.06.03

家を賃貸に出したいとき、どんな手続きが必要?『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』

大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代プロデューサー残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。


この記事では、「大人ファンクラブってどんな番組?」という方のために、コーナー「大人ライフ・アカデミー」をもとに作成された大垣さんのレポートをお届け。ラジオとあわせてもっと楽しい、読んで得する「家とお金」の豆知識です。


2020年5月23日の放送は、大垣さんが理事を務めるJTIの賃貸制度である「マイホーム借上げ制度」について、具体的な利用の手順をお話しました。



住まない家をお持ちの方なら、誰でも対象です

マイホーム借上げ制度というのは、簡単に言えば「マイホームを、JTIを経由させて賃貸に出す制度」です。今住んでいる家以外に、もう一軒、家をお持ちの方なら誰でもご検討いただけます。

(「マイホーム借上げ制度」がどんな制度なのかは、こちらの記事をご覧ください)


もともと、大家になることというのは、それなりのリスクがつきものなんですね。たとえば、よくあるのが、


・長期間の空室になってしまい、家賃が入ってこなくなる

・入居者とのトラブルに自分で対応しなければいけない


などでしょうか。特に入居者トラブルは、わりと簡単に裁判沙汰になったりしてしまうんですが、正直なところ、かなり面倒です。弁護士を雇う費用なんかも馬鹿になりませんしね。


JTIを経由させて家を賃貸に出すことで、


・空室時でも賃料が支払われる

・入居者とのトラブルは、費用も含めて一切対応不要


というふうに、家を貸すことにまつわるリスクを最大限に減らすことができます。


リスクがあるから、という理由で、住まない家を空き家にしておくのって、誰にとってもあまりいいことではないですよね。貸す側にとっては手入れや税金の支払いが大変だし、仮にその家が賃貸に出ていれば住みたいと思われるご家族もいらっしゃるだろうし、空き家の多い地域は治安も心配です。


「マイホーム借上げ制度」を利用して、安心しながら家を賃貸に出していただくことで、皆さんの人生をいっそう明るくするお手伝いができればな、と思っています。



まずは無料のカウンセリングから

さて、ではJTIのマイホーム借上げ制度をどうやって使うのか、ということなのですが......。


まずは、無料のカウンセリングで、おおよその家賃を査定するところから始めています。


JTIにお電話いただくか、公式ホームページからお問い合わせください。


カウンセリングは、JTIの職員が行います。


家の場所であったり、広さや間取り、名義人など、家にまつわる情報をおうかがいしていきます。あとは、登記簿もこのタイミングでお預かりしています。


このとき、ご家庭それぞれで「こういう事情があっても貸せるの? 」と疑問に思われることがあると思います。たとえば二世帯住宅であったり、家だけが自分の名義で土地は他の方の名義だったり、いろいろありますよね。


私どもも、もう10何年運営してきていますので、大抵の状況は経験してきていますから(笑)、ぜひ、カウンセリング時に職員までご相談いただければと思います。



家賃は、その地域の平均をもとに算出します

カウンセリングをもとに、具体的に家賃がどのくらいになりそうかをお調べします。


家賃を調べる際は、その地域の不動産屋さんにご確認いただいたり、JTIでもデータベースがありますので、それを使って調査したりで、だいたい、その地域の平均を出す感じですね。


出す家賃には3種類あって、一番いい条件の家賃と、一番悪い条件の家賃、それから空室時にお支払いする家賃をお伝えしています。目安でいうと、地方であっても、5万円を切ることは、ほとんどないですね。


ちなみに空室時にお支払いする家賃は、入居者がいるときにお支払いする家賃の85パーセント程度の額です。8万円で貸し出している物件だとしたら、7万円程度のイメージかな。


査定書をご覧になってご納得いただけた場合には、いよいよ手続きを開始する、ということですね。


ちなみに、ここまでは無料のサービスです。もちろん、近くの不動産屋さんでもここまではお金をとりませんけど、文書で家賃の査定書を出すのは、JTI独自のサービスです。


もし今、住まずに持っているだけの家があるなら、査定だけ依頼していただくということも、一つの選択肢としてあるかもしれません。



困らないなら、そのまま持っているのも一つの手ですが......

これまでの日本では、「住まない家を貸して資産にする」というような議論は起こらなかったんですよね。


それはおそらく、時代がとても豊かだった、ということもあると思うんです。


誰も住まない家であっても、時間にもお金にも余裕があるから、手入れができてしまっていた。


ただ、これからの時代は、そうも言っていられないのではないでしょうか。


特にコロナ渦の今のような状況では、仮に月5万円の家賃だったとしても、修繕費用や固定資産税がそれでまかなえるなら助かる、という人は結構いらっしゃるんじゃないかと思うんです。


なんといっても、2ヶ月で、コロナの給付金10万円分ですからね(笑)


無料のカウンセリングは随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。


というわけで、きょうは「マイホーム借上げ制度」の利用方法についてをお話ししました。


大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

◆放送日

土曜 6:25~6:50

◆出演者

大垣尚司(青山学院大学教授・JTI代表理事)

残間里江子(団塊世代プロデューサー、club willbe代表)

鈴木純子アナウンサー

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