文化放送で火曜午後9時から放送中の『楽器楽園~ガキパラ~ for all music-lovers』。パーソナリティは、タレントでサックスプレイヤーの武田真治さんと、ヴァイオリニストの岡部磨知さんです。
4月21日(火)の放送では、武田さんがDREAMS COME TRUEの2ndアルバム『LOVE GOES ON...』(1989年11月リリース)について熱く語りました。
日本人の意識を変えた名盤『LOVE GOES ON...』
武田さんは『LOVE GOES ON...』を「日本人の意識を変えてくれたアルバムと言っても過言ではない」と紹介。その理由を、収録曲の「うれしい!たのしい!大好き!」で説明します。
武田 この(アルバムがリリースされる)前までは、音楽で嬉しい気持ち、楽しい気持ち、人に大好きという気持ちをどうやって届けたらいいんだろう、どう言葉を紡いだらいいだろうって考えていたと思うんです。
岡部 うんうん。
武田 そのまま言っちゃえばいいんだ! っていう、素晴らしい発明(笑)
岡部 なるほどなー!
武田 それまでの女の子の想いを歌った昭和歌謡って、ちょっと物悲しいものが多かったというか。
岡部 そうですね。あんまり「好き」って言っちゃいけない感じありましたよね。
武田 うん。「あなたについていきます」ってのが、精いっぱいの前向きなメッセージだったと思うんですけど。でも、この曲で歌われている女性の感情は、男性の感情を上回ってます!
武田さんの説明に、岡部さんは「あぁ、そうか!」と納得。武田さんは「こういうことを発信してくれたことで、年頃(当時17歳)だった僕に女性を近しいものとして意識させてくれた曲」と話しました。
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武田さんは、アルバム収録曲の「未来予想図Ⅱ」を「名曲!」と絶賛します。
武田 楽曲の素晴らしさもそうなんですが、アウトロ部分の吉田さんのヴォーカルフェイク(アドリブ)の素晴らしさ!
岡部 はいはい。
武田 当時はホコ天ブームでパンクロックとかが流行っていた中で、こういう人たちがデビューしたことが、すごいなと思って。本物を聴かせてくれたって思うから。
岡部 たしかに!
アルバム発売当時、武田さんは北海道に住んでいたのだとか。「吉田さんが北海道出身ということで。北海道に住んでいた僕は、それがすごく嬉しくて。格好良くて!」と、当時を振り返って興奮気味に話していました。