
左から、石破茂、大竹まこと、手前は、壇蜜
自民党・石破茂元幹事長が4月22日、文化放送の午後ワイド番組『大竹まこと ゴールデンラジオ!』に生出演し、全国の家庭に2枚ずつ届けられる"アベノマスク"について「こんな、小ちゃいんだねぇ」などと感想を口にしました。
石破元幹事長は、ゲストコーナーのスタートと同時に、"アベノマスク"の実物を手にして、袋を開封。パーソナリティの大竹まことから、初めて触れる"アベノマスク"について感想を聞かれ「こんな、小ちゃいんだねぇ」、「だいたい7割かな、面積的に。7割でしょうね」と感想を述べました。
石破元幹事長は、「配られることはいい事なんです。無いな、悲しいな、手に入らないなと思っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃるんでね」とした上で、優先順位に言及。「本当に医療現場、特に東京・大阪で感染された方がワッと増えているところで、医療現場の人たちの負担を少しでも減らす。あるいは、危険手当みたいなものを、そりゃお金のためにやっているんじゃないって事はよくわかっているけど、本当にあれだけ命かけてやってるわけですよね。そうすると何が出来るかっていうと、お家に帰れない方がいっぱいいらっしゃる訳だから、そういう医療関係の方々に安心して休んでいただける、そういう所を提供するとかね。医療関係の特別なマスクも必要です。またはガウンのようなもの。優先順位は、どうだったんだろう。というのは、その我々の金をお配りしてる訳じゃないし、我々のお金でこれ差し上げてる訳じゃない。国民からいただいた税金を使う時に、そうだよねって大勢の方に言っていただける使い道は他にもあったんじゃないのかという事ですよね。460億というお金をね」と語りました。
大竹まことから一世帯2枚で、一人1枚ではない事を追求されると、「あちこち増産をかけているんだけど、じゃあその増産分がいったいどれだけで、いったいどこに滞留しているのか。そういう情報というのはわかるはずなので、そういうのをもっと今こうなってますよっていうその数字を包み隠さずにお知らせした方が、政府の言うことって信用出来るよねって思っていただける」と語りました。
また、「10万円一律給付」についても大竹まことから聞かれた石破元幹事長は、「総理の話はつまり、緊急事態の宣言の対象を47都道府県に広げますねと。で、だから10万。なんでなのか。47都道府県に広げるのは、それぞれの知事さんたちが、出歩くのは自粛してねと。あるいは、会合をこんな場所を使わないでねと。あるいは、いろんな施設を医療施設に使いますよと。そういう事を要請したり、指示したりする権限を与えますよという話であって、それは医療崩壊を防ぐためのもの。10万円はとにかく家賃払えない、暮らしていけない、そういう方々に対する緊急のもの。これは別の話。そこの所を、そうだよねって一人ひとりの方々に思っていただく工夫はもっとあってよかった」と語りました。
「一律10万円は一回限りのものなのか」という大竹まことからの質問には、「いえ、そんな事では効かないです。一回でそりゃあね、こうスッと収まってですよ、5月6日になったら...」と語る石破元幹事長に、大竹まことと壇蜜が「だったら言ってほしい、一回じゃないんだよと」と答えると、石破元幹事長は「自民党の中ではそんなわけないだろうなと。これで終わりじゃないだろうなという議員はいっぱいいます」、「だって自分たちのお金じゃない。国民から預かった金だし、次の時代の方々に払っていただく借金だからね。自分たちの金じゃないんでそこは勘違いしちゃいかん。...(中略)...ただ財源は赤字国債という話になりますからね。次の時代の方々にお支払いいただきますということになるわけで。それを減らすためにもいかにして医療崩壊を防ぎ、社会が壊滅してしまうような事にするかですよっていうことをこれでもかっていうほど説明しないと」と力を込めました。