突然のなかにし礼さんからのボイスメッセージに、リスナーの皆様も驚かれたことと思います。
当日の夜のネットニュースや翌日の新聞各紙やワイド番組でも取り上げられていて、改めてなかにしさんの影響力を感じました。
私たちに今できることは、なかにしさんが少しでも早く、完治されることを願うことだけ。お元気ななかにしさんの声を皆さんに早く聞いていただければ良いですね。
さて、なかにし礼さん不在の中、今週はリスナーリクエストから、1973年を旅してみました。
ベトナム和平協定がパリで調印され、ニクソン大統領がベトナム戦争の終結を宣言したこの年。OPECに加盟する六か国が原油引き上げを決定したことで、日本にもオイルショックが起こりました。
経済成長を続けてきた日本にブレーキがかかり、庶民の暮らしにしわ寄せがきました。
一方、渋谷の街にパルコがオープンしたり、ニューミュージックという呼び名の若者音楽がヒットしたりと、新たな潮流が見られるようになったのがこの年からでした。
また、なかにしさんが著書でも話されているように、「歌謡曲」も勢いが衰えてはおらず、依然と「黄金時代」は続いています。
山口百恵さんがこの年、デビューしたことでもそれはわかりますね。
取り上げた楽曲は...
①トップ・オブ・ザ・ワールド/カーペンターズ
②ひこうき雲/荒井由実
③心の旅/チューリップ
④五月のバラ/塚田三喜夫(作詩 なかにし礼)
⑤危険なふたり/沢田研二
⑥情熱の嵐/西城秀樹
翌日の新聞各紙
なかにし礼
1938年 満州国牡丹江省に生まれる。作詞家、小説家。
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鈴木純子
文化放送アナウンサー