なかにし礼
1938年 満州国牡丹江省に生まれる。作詞家、小説家。
終戦後、満州から引き上げ、そのときには何度も命の危険に遭遇。
この体験が、以後の活動に大きな影響を与えた。
立教大学文学部仏文学科を卒業。
ラジオ番組の放送作家として生計を立てながら、シャンソンの和訳を手がけた後、作詞家となる。菅原洋一の唄う「知りたくないの」が大ヒットし、一躍人気作詞家に。
その後、自身の経験を基にした小説「兄弟」で、1998年に初の直木賞候補。
2000年、『長崎ぶらぶら節』で第122回直木賞を受賞。
満州国を題材にした、「赤い月」は、ドラマ、映画、舞台にもなり、大きな話題を呼んだ。主な代表作に、NHK朝ドラの原作にもなった『てるてる坊主の照子さん』、『夜盗』『さくら伝説』『戦場のニーナ』『世界は俺が回してる』などがある。
近年は、舞台の演出、作詞、パーソナリティと活躍を続けていたが、2012年3月5日、食道がんであることを公表し、治療のための休養に入るが、同年10月闘病の末、がんを克服し、復帰。執筆、コメンテーター等の仕事を再開した。
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