厚生労働省によると全国の児童相談所が17年度に対応した児童虐待の相談件数は13万3778件で、16年度の12万2575件から9%増加しています。虐待を受けた児童は7~12歳が33.3%と最多で3~6歳が25.5%、0~2歳は20.2%でした。
国は虐待対応に関する手引で、児相に緊急性を評価する「リスクアセスメントシート」への記入を求めています。放送では保育者の研修などをしているNPO法人「ちゃいるどネット大阪」が昨年5月、独自のアセスメントシートを完成させたことを紹介。実際の虐待事例から判断すべきチェックリスト(児童について108項目、保護者について68項目)を考え、子供、保護者の様子を評価できます。シートは府内全市町村の保育所や幼稚園に配布。希望者に1部100円で販売し、全国に出前講座もしています。