藤原さんは暴力をふるう側に合理性を与えてしまう言葉だと思うため、「『体罰』という言葉を使うべきでない!」と主張します。もちろん、「しつけ」は必要です。しかし、「しつけ」のために手をあげたり、食事を与えないなど「ネグレクト」で行使するのは親子であっても「暴力」に当たるとすべき。「暴力」だから、怪我をさせたら「傷害事件」で通報されれば警察が介入できます。これは「いじめ」でも同じ理屈です。
また、関わる大人の「当事者意識」と即座の「判断力」がなければ、どんなによくできたシステムを作っても見過ごされてしまうと警鐘を鳴らしていました。