民事ではっきりと賠償命令は珍しいことです。今回は大津市の越直美市長のリーダーシップで隠蔽をさせなかったことが大きいです。実はこの事件がきっかけで教育委員長だけの権力を付与するのをやめ、教育長が市長の下で教育行政をやるという現在のシステムに改まりました。
藤原さんはこれまでも繰り返し言われていましたが、学校で起こることは社会問題であって、学校問題ではありません。度重なる暴力は、学内で起こっていても単なる「いじめ」ではなく「傷害事件」、度重なる金銭要求は「恐喝事件」です。だから警察への通報が欠かせません。くれぐれも教師の人間力、指導力で解決できるとは思わないということです。