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2月4日(月) The News Masters TOKYO 第477回

【7時台】
今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

●7時は「細野豪志氏、自民に鞍替え」のニュースにフォーカス。先週31日、民主党政権で環境大臣を務め、民主党の将来を背負うと目されていた細野豪志衆議院議員が自民党入りを目指し、自民党の二階幹事長が率いる二階派に入ることが決まりました。

清水さん曰く、なぜ異動をすることにしたのかというと、無所属の政治家は大した仕事がなく、派閥でつるまないと結局無力だから。細野氏は政治家としてやりたいことがあるため、節操より政治理念をとったのかもしれません。

さらに今回の細野氏の件で、選挙の様々な問題点が浮き上がってきました。まずは政党間の異動がこんなにも簡単でいいのかということ。今回、細野氏は無所属の特別会員として派閥入りが認められましたが、以前は民主党の中核を担っており、自民党から政権を奪うことを目指していました。民主党分裂後、希望の党の結党などにも関わりました。

もう一つの問題点は「特別会員」という制度がいいのか。「特別会員」は選挙に当選したら正式に党員になれるというもの。細野氏の選挙区である静岡5区には自民党岸田派の吉川氏がいるため、静岡県連と岸田派が反発しています。細野氏も「選挙区を出るときは私が政治家を辞める時」と話しており、ここでも議論が起こりそうです。

細野氏は信頼を取り戻すだけでも険しい道のりで、政治生命の正念場であることには間違いないとのことです。

●7時30分は「『みんな』って何人?」という話題。博報堂生活総合研究所は「みんなって誰だ?」というテーマで様々な調査研究を行っています。例えば、「おじさんって何歳からですか?」という質問に対しては、回答の平均値は43歳でした。また、「何人以上の意見であれば、『世論』と言えると思いますか」という質問の回答に対しての平均値は4342万人でしたが、回答分布を見ると、5000人未満から1億人以上まで、広範囲に広がっており、世論の認識はバラついていました。

清水さんは博報堂生活総合研究所の「みらい博」というイベントを取材。こちらは市場・業種の枠を超えた幅広い思考から、今の延長線上にある「未来」を探るイベントで、2019年のテーマは「みんな…」です。

「みんな」という言葉は「みんなが持っている」「みんながやっている」「みんな違っていい」などと、よく使われますが、意味が曖昧な「みんな」はイメージする人数が様々で、使い方も定義も時代によってどんどん変わってきています。今の時代の一番の特徴は、これまで曖昧だった「みんな」を数で表したりする高解像度化が進んでいること。SNSでは少数派が「みんな」になるケースもあり、過激な少数派のネット世論が世界を動かすこともあります。多様化が進む中で、「みんな」の定義はさらに難しくなっていきますが、やはり人間社会を形成する上で「みんな」はいつの時代にも欠かせない存在です。

【8時台】
本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

●8時は「虐待被害児の半分は6歳以下、周囲の大人ができることとは?」というお話。千葉県野田私立小4年の栗原心愛さんが父親の暴力を受けた後に死亡した事件では、児童相談所や学校、自治体などの対応の不備が明らかになりました。保育や教育の現場で、子どもの虐待を把握する情報力が求められている中、大阪府のNPO法人が、虐待の早期発見に役立ててもらおうと、保育所や幼稚園向けに独自のチェックリストと評価表を作成しました。

厚生労働省によると全国の児童相談所が17年度に対応した児童虐待の相談件数は13万3778件で、16年度の12万2575件から9%増加しています。虐待を受けた児童は7~12歳が33.3%と最多で3~6歳が25.5%、0~2歳は20.2%でした。

国は虐待対応に関する手引で、児相に緊急性を評価する「リスクアセスメントシート」への記入を求めています。保育者の研修などをしているNPO法人「ちゃいるどネット大阪」は昨年5月、独自のアセスメントシートを完成させました。

●8時30分は「ハンガリーの国立医大が日本の学生に密かな人気」という話題。大学入試のシーズン、私大医学部入試も始まりました。私立医大は去年、女子差別問題などで注目されましたが、相変わらず私立、国公立とも医学部の競争率は高く、しかも私立では2000~4500万という高額な学費が必要です。超高偏差値、超高額な学費で日本の医大のハードルが上がる中、今、東ヨーロッパの国立大学医学部に進学する日本人学生が増えています。中でもハンガリーの人気が高いそうです。

ハンガリーは学費が安く、入学時の学力よりも、モチベーションと人物像を重視されます。しかし、入ったら簡単には卒業できません。6年間で卒業できるのは3分の1だと言います。

厚生労働省は、将来の医師過剰を抑制するため、医学部の定員を抑制しようとする動きもありますが、学力だけが適正ではありません。対人間の仕事、人柄がよく、根性のある医師志望の学生が海外に流れてしまうかもしれません。

【トレンドマスターズTOKYO】
毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。

本日のテーマは「不倫したことがありますか」です。

【マスターズインタビュー】
今週は漫画界のレジェンド ちばてつやさんです。「あしたのジョー」「ハリスの旋風」「おれは鉄兵」「あした天気になあれ」など数々の名作を世に送り出してきたちばてつやさんは御年80歳。大の「ちば漫画ファン」でもあるタケさんが、練馬区富士見台にある ちばさんのご自宅にお邪魔して、62年におよぶ漫画家人生のエピソードを伺ってきました。

今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Runnin’ Down A Dream / Tom Petty And The Heartbreakers
2曲目 ヒーロー(Holding Out For A Hero) / 麻倉未稀

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