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1月17日(木) The News Masters TOKYO 第465回

【7時台】
木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

●7時は「フェアトレード 日本企業動く」というお話。途上国での児童労働の禁止など、人権に配慮して生産したフェアトレード商品の流通が、今後日本でも増えていきそうです。フェアトレード認証を受けた商品はヨーロッパ市場での伸びが大きいのに比べて日本の市場規模は1%程度という少ない数字でしたが、人権や環境保護を意識した企業に投資するESG投資の広がりを受け、企業の取り組みが本格化します。

ESG投資とはEnviroment(環境)Social(社会)Governance(企業統治)に配慮している企業を重視・選別して行う投資のこと。また、フェアトレードとは途上国で生産された農産物などを適正価格で継続的に取引することで、生産者の生活を改善する運動の一つのことです。例えば、西アフリカのカカオ豆農家では世界生産量の3分の2を作っていますが、そのほとんどの生産者が世界銀行が定める国際貧困ラインである1日2ドルを下回る水準で生活しています。

イオンはコーヒーやチョコレートなどおよそ20種類のフェアトレード商品を扱っており、今後、イオンは2020年までに認証済みカカオの取引量を12年に比べて10倍に増やす計画です。

非常に良い動きですが、企業だけでなく我々消費者側の意識も変えていかないといけません。「高くてもフェアトレード商品を選ぼう」と思えないと定着はしないのではないかとお話いただきました。

●7時30分は「子連れ出勤、政府後押しへ」というお話。宮越光寛少子化担当大臣が、子どもと一緒に仕事をする「子連れ出勤」を政府として後押しする考えを表明しました。内閣府は2018年度2次補正予算案の中で自治体向けの地域少子化対策重点推進校付近として16億円を計上しており、その一部を使って補助率をこれまでの2分の1から3分の2に引き上げる方針です。

宮越大臣はこの意見を表明したのは、子連れ出勤を取り入れている授乳服のメーカーを視察した後、子育てとは仕事の両立を図る職場環境づくりを広めるために自治体がモデル事業をする場合や、その成果を普及する事業に対して補助金を出すとのことです。

藤原さんは「都内だと満員電車に乗って、職場に行く必要があるので、かえって大変になるのではないか。仮にやるとしたら、親御さんが気になるのは”子どもが熱を出したとき。子ども用の部屋を用意することから始めるのが良いのではないか」と話していました。

また、タケさんは「自分たちの職場である国会や省庁でやってから民間に移すのがいい」と提案していました。

【8時台】
木曜日の8時台のニュースマスターはスポーツビジネス・企業経営改革実践家で初代横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田純さん。

●8時は「大晦日のメイウェザー&那須川天心 『衝撃の一戦』の顛末は?」の話題にフォーカス。大晦日に開催された「ボクシング元世界5階級制覇」のフロイド・メイウェザーとキックボクサー那須川天心選手の「衝撃の一戦」は、瞬間視聴率で民放1位を取る関心の高さでした。その那須川天心と先週対談した池田さんに、開催前から「謎の多かったメイウェザー戦」の「顛末」を伺います。

フロイド・メイウェザーはシカゴ出身の41歳。経済紙「フォーブス」で一番稼ぐスポーツ選手とされ、ニックネームは「マネー」と言われています。一方、那須川天心選手は千葉県出身の20歳。5歳で空手をはじめ、小6でキックボクシングに転向し、15歳でプロデビューし、16歳でバンタム級王座を獲得、「神童」と称されるえ天才ファイターでプロ戦績は33勝無敗です。

「ボクシング未経験」の那須川天心選手と、キャリア50戦無敗の5階級制覇王者、体重差も当日であっても4,6キロの差があり、巷では無謀なマッチメイクと言われていました。結果1R2:19で「TKO負け」でした。

放送では「この負けを那須川選手はどう受け止めたか」や「なぜチャレンジしたのか」を池田さんにお話いただきました。

●8時30分は「スポーツ用品販売で有名なアルペンが業績不振で大量のリストラ。なぜ?」について。スポーツ用品店の「スポーツデポ」「アルペン」「ゴルフ5」などを展開する業界トップの「アルペン」が、45歳以上の社員を対象に、社員の1割にあたる300名程度の希望退職者を募集すると発表しました。ここ数年は健康志向の高まりからフィットネスやランニング用のシューズやスポーツウェアの売り上げが伸びている中、業界トップの大量リストラは何を意味するのでしょうか?

「アルペン」といえば、1972年に名古屋市でスキーのプロショップとして設立以降、スキーブームともに成長してきた会社で特に90年代に広瀬香美さんの歌やテレビCMの影響もあり、全国に知れ渡り、現在は北海道から沖縄まで430店舗を運営しています。

池田さんは「どんな企業や業界も『変わらなければならないといけない』とは聞きますが、実際変わりません。それは”本当に困っていないので、心の内側では『変わりたくない』と思っている”から」だと話します。

大切なのは前進的な横滑りを少しつづ繰り返していくこと。続けていくうちに、全く違う業種や仕事をやっていくのがいいかもしれません。

【トレンドマスターズTOKYO】
木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」 自分の「声の分身」を作ることができる東芝の音声合成アプリ「コエステーション」 をご紹介。東芝デジタルソリューションズでコエステーション事業のプロジェクトリーダーを務めている金子祐紀さんに教えていただきました。

一般のユーザーの楽しみ方としては、好きな人の声で目覚まし、SNSとのコラボなど。また企業とのコラボやビジネスでの展開は映画の吹き替えなどがあるとのことです。池田さんも「LINEのスタンプのように、声を送る時代がやってくるかもしれませんね」とコメント。

金子さんは「コエステーション」の事業の到達点としては、現在まだ5%程度だと考えており、放送では今後の可能性についてたくさん語っていただきました。

【マスターズインタビュー】
今週は株式会社自遊人の代表取締役の岩佐十良さんです。岩佐さんは雑誌「自遊人」の他に、オーガニックエクスプレスというWebsiteで、お米や農作物の販売も行っています。そんな岩佐さん、2014年、新潟に宿泊施設「里山十帖」を、そして昨年8月に「箱根本箱」をオープンしました。四日目の今日は、こうした宿泊施設を始めたきっかけについて…。

今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Top of the World / Carpenters
2曲目 Eye Of The Tiger / Survivor
3曲目 シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌 〜 / Mr.Children

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