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2月21日(木) The News Masters TOKYO 第490回

【7時台】
木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

●7時は「大津中2自殺 いじめ原因で元同級生に賠償命令」のお話。滋賀県大津市で2011年に市立中学2年の男子生徒が自殺したのはいじめが原因だとして、遺族が当時の同級生3人と保護者に計3850万円の損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁はいじめ行為と自殺との因果関係を認め、元同級生2人に請求のほぼ全額となる合計およそ3750万円の支払いを命じました、提訴から7年。全国でいじめ対策が見直されるきっかけとなった一連の問題が一つの区切りを迎えました。

民事ではっきりと賠償命令は珍しいことです。今回は大津市の越直美市長のリーダーシップで隠蔽をさせなかったことが大きいです。実はこの事件がきっかけで教育委員長だけの権力を付与するのをやめ、教育長が市長の下で教育行政をやるという現在のシステムに改まりました。

藤原さんはこれまでも繰り返し言われていましたが、学校で起こることは社会問題であって、学校問題ではありません。度重なる暴力は、学内で起こっていても単なる「いじめ」ではなく「傷害事件」、度重なる金銭要求は「恐喝事件」です。だから警察への通報が欠かせません。くれぐれも教師の人間力、指導力で解決できるとは思わないということです。

●7時30分は「日本人男性は家事をやらなさすぎ!?」という話題。男性が子育てや家事に費やす時間に関する内閣府調査によると、6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連時間は日本人男性の場合1日当たり83分で、先進国中最低の水準に留まっています。また、別の調査によると日本人男性のおよそ4割が「自分は家事をやらなさすぎると思う」と答えていて、その割合は世界1位です。

現在、「イクメン」という言葉もありますが、赤ちゃんが生まれて、ビデオやスマホで撮影したり、たまにお風呂に入れたりする程度では「父親」とは呼べないと藤原さんは話します。放送ではタケさんはどの程度家事をやるのか、西川さんは結婚相手の男性に何を求めるのかについても話しました。

【8時台】
木曜日の8時台のニュースマスターは経営改革実践家で、初代横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田純さん。

●8時は「ヤクルト×ミクシィ!1900億円IT企業とタッグ 球団50周年Vへ強力援軍」にフォーカス。プロ野球のヤクルトスワローズとIT大手ミクシィが今シーズンのスポンサー契約を結んだと発表しました。契約金などは公開されていませんが、スポンサー契約の中では最上位の「トップスポンサー」契約で、金額も破格の規模とみられます。IT企業がスポーツ業界に進出する今回のスポンサー契約を考えます。

ミクシィは1997年の創業以来、SNSの「mixi」やスマートフォン向けアプリ「モンスターストライク」などコミュニケーションサービスを提供し、昨年後の売上高1890億円、経常利益727億円を誇るIT企業の大手。そのミクシィの中で、エンターテイメント事業を手がけるブランドが「XFLAG」。今回の契約で、スワローズのユニフォームの右胸、ヘルメット、神宮球場の一塁側、三塁側ベンチ内に「XFLAG」のブランドロゴが掲げられます。

狙いとしては企業の知名度向上、イメージアップ。池田さんは「『歴史ある球団』と『新興のIT企業』による化学反応が期待でき、IT企業の得意分野のマーケティング力、企画力、技術力を活かして、球団のブランド価値向上、観客増に向けたサポートする可能性が高い」と話します。また、タケさんからの「ミクシィは球団を持ちたいのでは?」という質問に対しては、「野球とサッカーは違う。スポンサーになっただけでは球団経営はできない」とのことでした。

●8時30分は「楽天、今季から応援歌を刷新」のお話。プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスは18日、今シーズンから応援歌を変更することを、球団公式サイトで明らかにしました。変更の理由について「著作権の問題」があったことを指摘しましたが、具体的な内容は明らかにしていません。今回の応援歌の変更を受け、楽天ファンはネット上で「落胆の声」を挙げています。プロ野球の応援歌は、誰のものなのでしょうか。

これまでイーグルスの応援歌は、仙台市にある遊園地「八木山ベニーランド」のテーマソングや、仙台ゆかりの歌手・さとう宗幸さんの「青葉城恋唄」の替え歌が人気となり、ファンの間で長年にわたり、定着していました。

応援歌は熱心なファンが作ったもので、ポイントは私設応援団で独自に作った曲の場合、その著作権は私設応援団にある
池田さんは球団は「ファンの気持ち」も大事にすべき。球団が新しい応援歌を押し付けるような形は望ましくないと思うとコメント。ファンがいて成立するプロ野球。「新しい応援歌」が応援にならず、選手やチームの足を引っ張ることがないように願っています。

【トレンドマスターズTOKYO】
木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」。今日はVoicyとのタイアップで生まれた学生パーソナリティ小杉倫瑞季さんによるレポートをお届け。都内でドローンを飛ばすことができる施設「DJI ARENA」をご紹介。

「DJI ARENA」は葛飾区にある屋内施設。アリーナは幅10m、奥行き38m、高さが約9mという大きさで、床に人工芝が敷かれ、フットサルのコートのような感じだったそうです。30分単位で申し込みができ、平日だと30分800円〜というお得な金額で利用することができます。ドローンは持ち込みもレンタルもできるそうです。

DJIアリーナのスタッフ、櫻井拓摩さんに色々とお話を伺いました。ちなみに「DJI」は世界で約7割のシェアを誇っているというドローンのメーカーです。

【マスターズインタビュー】
今週のインタビューのお相手は、探検家・医師・武蔵野美術大学教授の関野吉晴さん。関野さんの文化人類学の授業は1年をかけて食材となる動植物を育て、食器を作り、いっぱいのカレーライスを作るという内容で、大人気です。なぜカレーライスを作ることになったのでしょうか。

今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Let’s Hear It for the Boy / Deniece Williams
2曲目 Kickstart my heart / Motley Crue
3曲目 チェリーブロッサム / 松田聖子

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