2017年度に公立小中高校などで精神疾患を理由に休職した教員は16年度から186人増の5077人で、4年ぶりに増加したことが25日、文部科学省の人事行政状況調査で分かった。02年度は2687人だったが、その後増え続け、07年度に4995人になって以降、5千人前後の高い水準で推移している。
公立学校の全教員(約92万人)に占める割合は16年度比0・02ポイント増の0・55%。文科省の担当者は「教員の多忙と長時間労働が背景にあるのではないか」と話している。
病気休職者7796人の65・1%が精神疾患で、このうち今年4月1日時点で復職していたのは1994人。
17年度、休職の教員は5千人超 公立校、4年ぶり増
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仕事柄、ビジネスパーソンの思考力や数字力の欠如を目の当たりにする。かつてはその現場を見て「学校の先生がた、もうちょっと頑張ってくださいよ」と正直思っていた。しかし、様々な情報や教育機関の方のお話を聞くにつれ、今はそれを要求するのは難しいと思っている。
現場の先生方は本当に過酷な環境のなかで熱心にご指導されており、頭が下がる。ただ、このニュースのような数字を見ると、やはり何かが間違っているのだと思う。ダイレクトに言えば、仕事が多すぎる。
教科指導と父母対応、クラスマネジメントは分業にならないものだろうか。そのプロが、質の高いプロの仕事を、効率よく分業で行い、全体を最適化する。現代の企業もまったく同じ考え方をするだろう。
私の専門分野でいうなら、算数の段階から「専門の先生」が教えるべき。模範解答が「3×5=15」の問題で「5×3=15」は不正解と指導する先生が算数を教えてはいけない。
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