事務レベルの実務者協議は上手くいかないとは言われていましたが、なんらかの合意めいた文書は出るだろうと思われていただけに今回の結果はある意味予想外だったのではないかと話します。トランプ大統領はビジネスマンとしてトップダウンの人です。これまで自分が決めてことを部下に実行させる方法をとってきましたが、今回は通用せず、特に何も進展はありませんでした。
ただ、お互いがお互いを罵っていないので、まだ協議は続いているとも言えます。本当にまとめたいのであれば、事前段階の実務者協議が大事であるということが金正恩氏もトランプ大統領も身に染みて理解できたのではないでしょうか。
一方、公聴会についてですが、実は昨日、CNNは米朝首脳会談を放送せずに、ひたすら公聴会を中継しておりました。
トランプ大統領も気にしているようで、米朝首脳会談の最中にマイケル・コーエン氏の悪口をTwitterに書き込みをしています。トランプ大統領にとっては外交よりも内政が重荷となりそうです。