養護施設の子どもたちの事情は複雑でそれぞれに事情がありますが、一般的には恨みをかうようなことは考えられないと藤原さんは話します。今回の施設長の報道にもあるように誠実な方が多いです。
一方で、子どもたちには高校生になるときに試練があります。東京都の場合は都立高校に受からないとそのまま寮にとどまれません。つまり、高校卒業の時点で自立を迫られるのです。ここでうまくいかなかったり、職場に適応できなかったりするケースは結構多いといいます。
藤原さんは「お兄さん、お姉さん、おじいちゃん、おばあちゃん『役』のような『斜めの関係』を作ることが大事だ」とお話されておりました。