【7時台】
今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。
●7時は「竹島は日本固有の領土、根拠はアシカ」というお話にフォーカス。
宮腰光寛領土問題担当大臣は15日、島根県などが22日に松江市で開催する「竹島の日」記念式典に政府代表として安藤裕内閣府政務官を派遣すると発表しました。現在、竹島は日本固有の領土であるにもかかわらず、韓国に不法占拠されていますが、かつてこの島が日本に編入うされたきっかけとなったのが日本固有のアシカだったという事実が注目を集めつつあります。
ニホンアシカは日本にしかいないアシカ。古来より竹島はアシカ漁の舞台として人々の生活に根付いきてましたが、現在は「絶滅の一歩手前」で水族館にもおらず、国内わずか4ヶ所剥製でしか見ることができません。アシカ漁の古文書にも竹島が描かれており、これは日本固有の領土であるという証明になります。
一方、韓国では「日本海にある竹島(独島)」というイメージを払拭するため、日本海を「東海」という名前を併記するよう国際社会へのアピールを強めています。
最近では竹島への関心は低下しており、30代までの若年層では約5割が「関心がない」と回答。また、関心がない人のおよそ65%が「自分の生活にあまり影響がないことだと思う」、30%が「竹島に関して知る機会や考える機会がなかったから」としています。「日本人がきちんと問題の所在を知っておく必要がある」と清水さんはお話しておりました。
●7時30分は「引っ越しができない!」というお話。進学や転勤などで、これからピークを迎える引っ越し。今の時点でも、すでに引っ越し業者の予約はいっぱいだということですが、さらに追い討ちをかけるように、レオパレスの施工不良問題で、8000人近くの人が3月末までに引っ越しを求められています。
2017年度の大手6社の引っ越し取扱件数3月4月に集中しており、去年の3月は2倍の34万件となっています。これは業者減と、非常事態が重なっているからだということです。去年の夏、ヤマトホールディングスの子会社が法人向けの引っ越し代金を過大請求したことが発覚、現在一般向けの新たな引き受けを休止しています。また先日、レオパレス21による施工不良問題も引っ越し費用の高額化に影響しています。
通販が盛況のため、運送業者が引っ越し業社→宅配業へ方向転換する動きも出ているため、宅配で荷物をダンボールに詰めて宅配物として送ったり、大型の家具家電に関しては廃棄&現地調達、一時的に家族やトランクルームに預けるなどの対策がたてられており、ピーク時の引っ越しを避ける”分散引っ越し”が推奨されているとのことです。
【8時台】
本日8時台のニュースマスターは毎日新聞編集編成局次長の小倉孝保さん。
●8時は「トランプ大統領、国家非常事態を宣言」というお話。アメリカのトランプ大統領は15日、メキシコ国境からの不法移民や麻薬の流入が「安全保障上の脅威」だとして、国家非常事態を宣言しました。これにより、議会の承認を得ずに、最大およそ81億ドル、日本円でおよそ9000億円を、メキシコとの「国境の壁」建設に投じることができます。これに対し、下院司法委員会が合法性の調査を開始するなど、反発が強まっています。
トランプ大統領の狙いは支持層へのアピール。当初壁建設予算として57億ドル(約6300億円)を要求していましたが、共和・民主両党の代表が13億7500万ドル(約1500億円)のみ盛り込んだ予算案で基本合意、トランプ大統領も合意し、予算が成立しました。つなぎ予算の期限は15日、予算成立により連邦政府の一部閉鎖を回避。非常事態宣言により議会承認を得ずに要求通りの予算を確保大統領権限で予算を組み替え、最大67億ドルの財源を捻出しました。
与野党の対立はますます激しくなるとみられ、連邦政府を監視する下院司法委員会は「議会の予算編成権を無視した疑いがある」として調査を開始。メキシコ国境の状況を非常事態と判断した理由をホワイトハウスに回答を求めました。また、民主党議員のペロシ下院議長と乗員のシューマー院内総務は「議会の憲法上の権限を守るため、議場、裁判所、公衆の場、あらゆる機会を活用する」と共同声明を出しました。
小倉さんには宣言が無効化される可能性があるのかなど詳しくお聞きしました。
●8時30分は「ブレグジット見通しつかず」のニュース。イギリスのEU=ヨーロッパ連合離脱の機嫌が来月29日に迫っています。イギリス議会下院は、去年11月にE
Uとまとまった離脱合意案を否決し、今月14日には「アイルランドの国境問題の対応策についてEUと継続協議する」というメイ首相の方針も否決しました。引き続き、メイ首相はEUとの再交渉に乗り出す方針ですが、先行きが見えています。
ブレグジットの最大の焦点はアイルランドとの国境をどうするのかで、小倉さんは現在の日韓関係よく似ていると話します。英領期待アイルランドと地続きのEU加盟国アイルランド間は、毎日15000人が往来、イギリスもEUも、離脱後も厳しい管理を復活させないことで一致。北アイルランドでは1960年代後半から、イギリスからの独立とアイルランドの帰属を求めるカトリック住民と、イギリスへの帰属継続を求めるプロテスタント住民の間で紛争が激化し、3000人以上が犠牲になりました。
イギリスは常に欧米諸国との関係の上でアイルランド問題と向き合ってきましたが、国境のない状態を続けるべきだと考える人々とEU離脱後は通関などの面で国境ができても仕方ないと考える人々の間での対立も出てきています。
合意がないと離脱後の20年末までの移行期間もなくなり、物流が滞り、市民生活や経済活動に悪影響が生じる可能性があるため、イギリスもEUも「合意なき離脱」は避けたいと考えているとのことです。
【トレンドマスターズTOKYO】
毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今回から「Voicy」とのコラボで生まれた学生パーソナリティ 東洋大学経済学部総合政策学科3年の清水遙夏さんのレポートでお届けしました。
本日のテーマは「携帯ゲームに課金していますか」です。
【マスターズインタビュー】
今週のインタビューのお相手は探検家・医師・武蔵野美術大学教授で、アフリカ大陸から南米までの、人類が拡散されていった行程を遡行する旅「グレートジャーニー」を始めた関野吉晴さんです。
関野さんは一橋大学在学中に探検部を創設。アマゾン川など南米への旅を重ねますが、24歳の時医師を目指します。初日の今日は「医学部に再入学した理由とアマゾンから何を学んだのか」についてです。
今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Defying Gravity / Idina Menzel
2曲目 トレイン / ケツメイシ