7時台のニュースマスターは文化放送報道スポーツセンターの鈴木びんさんとエコノミストの崔真淑さん。
【7時台】
●7時は2つのニュースにフォーカス。まずは「辺野古3択で問う 県民投票告示 24日投開票」のニュースについて。
住民意思を明確にするため住民投票は通常、中立的な選択肢を設けませんが、今回、宜野湾など5市が不参加を表明したため、埋め立てに「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択となっています。知事が結果を尊重しなければならなくなるには全投票資格者(およそ116万人)の4分の1に相当するおよそ29万票必要です。玉城デニー知事が知事選の時に獲得した票数だとそれを超えますが、それでもたった3割程度のため、玉城デニー知事はより多くの人に投票してほしいと思っています。
その一方で、自民党・公明党にとっては、あくまでも住民投票であり、工事に影響があるわけではないというスタンスを貫いています。これはもし仮に大敗した場合でもダメージが少なく済むという意図があります。住民投票は24日投開票です。
もう一つは「同性婚求め一斉提訴 8都道府県の13組」のニュース。同性婚を認めないのは違憲として全国で13組が一斉提訴。国が同性同士の結婚を認めない現行制度は「婚姻の自由」などを定めた憲法に違反するとして、同性カップルが昨日、国に損害賠償を求めて札幌、東京、名古屋、大坂の4地裁に提訴しました。原告側弁護団によりますと、同性婚の合憲性を問う訴訟は初めてです。
原告は、8都道府県に住む20〜50代の同性カップル計13組で、今年1〜2月、各自治体に婚姻届を提出しましたが、いずれも受理されず、精神的慰謝料として1人当たり100万円(計2600万円)の賠償を国に求めました。
同性カップルは一方が亡くなった場合に他方が法定相続人になれない。税の配偶者控除を受けられない。子の共同親権を認められない。などの不利益があります。また、民法や戸籍法が「夫婦」という言葉を使っているために同性カップルの婚姻届が受理されない現状は「法の下の平等」を定めた憲法14条にも反するとしています。
●7時30分は「副業の実態・意識調査」についてのお話。パーソル総合研究所が行った副業実態に関する調査によりますと、副業をしている正社員の割合はおよそ1割で、今後副業したい人はおよそ4割に上りました。副業が本業に与える影響については、「会社への忠誠心が高まった」、「本業へのモチベーションが高まった」という回答が「低下した」を上回りました。その一方で、1時間の総労働時間が70時間を超える人が1割を占め、長時間労働の課題が浮き彫りになりました。
政府は昨年1月働き方改革の一環でで掲げた副業・兼業の推進のガイドラインを公表しましたが実際は進んでいるのは1割と少なめ。しかし、崔さんは「会社の忠誠心」や「本業へのモチベーション」が高まったことに注目。副業を通して何の仕組みもないところからお金を稼ぐのは大変なことや、実は会社が守ってくれているところもたくさん気付くのかもしれません。
【8時台】
8時台のニュースマスターはデジタルハリウッド大学の杉山知之学長。
●8時は「まもなくやってくる5G時代」というテーマ。 次世代の高速通信規格「5G」のサービス開始を目指して、様々なものが実用化、商用化されています。動画制作スタートアップのプルークスは、インターネット広告などに流す動画を自動で作成するシステムを4月に発売します。こちらは業種や用途別に、およそ100種類のひな型を用意されており、画面の指示に沿って動画ができるというもの。価格は動画一本あたり5千円から3万円を想定。1年間に300社の利用を目指しています。
通信規格の「3G」「4G」はモバイル通信の企画を表す言葉で「G」は「Generation」の略。その第5世代の通信規格が「5G」です。「5G」は「4G」の100倍の通信速度になります。(映画丸ごと1本ダウンロードするのが5秒程度。8Kの高精細な映像が見られます)
また、家にある白物家電と多数同時接続ができるようになります。そして近い将来においては車の自動運転や、ドローンの遠隔操作、シビアな機械制御など利用の幅が広がることが予想されるとのことです。
●8時30分は「国立大学法人法改正案〜経営ノウハウ 学長の人材育成」国立大学の統合が可能となる”国立大学法人法改正案”が閣議決定されました。これまでは1法人が1大学を運営するとしていましたが、大学を残したママ経営主体である法人のみを統合できるようになります。
以前、国立大学は旧文部省・現文部科学省の内部機関で共感をはじめとした職員も当然、国家公務員でしたが、国家公務員の削減が課題となり、2004年から国立大学が法人化。学長=法人理事長の権限が強まり、各大学は自衛的な運営を目指します。
【トレンドマスターズTOKYO】
金曜日のこの時間は「タケタケFriday」、今日は銀座でバーを経営する人間観察のマスターKazuquoママを迎え、「賃貸不動産事情」についてお話いただきました。
【マスターズインタビュー】
今週は鎌倉に本社がある株式会社カヤックの代表取締役CEO、柳澤大輔さん。面白いコンテンツを作ることを得意とし、ユニークなワークスタイルにも挑戦してきた面白法人カヤックですが、昨年春、新たに「まちの〇〇」シリーズを始めました。鎌倉で働く人・暮らす人、そして企業や団体も巻き込んで、カヤック流の「まちを応援する」試みです。最終日の今日は、「まちの…」シリーズの一つ、「まちの社員食堂」のお話から。
今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Do the Hustle / Van McCoy & Pan’sPeople
2曲目 Don’t Look Back / Boston
3曲目 夢をあきらめないで / 岡村孝子