千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、市は1日、心愛さんが2017年11月、父勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=からの暴力を訴え「先生、どうにかできませんか」とつづった学校アンケートの回答の写しを公開した。欄外には当時の担任が暴力の状況を聞き取り「けられて今もいたい」「なぐられる10回(こぶし)」などと書き込んでいた。
心愛さんは、アンケートの自由記述欄に「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりされています。先生、どうにかできませんか。」と書いた。
「父が暴力」回答の写し公開 死亡小4女児アンケート
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厚生労働省によると全国の児童相談所が17年度に対応した児童虐待の相談件数は13万3778件で、16年度の12万2575件から9%増加しています。虐待を受けた児童は7~12歳が33.3%と最多で3~6歳が25.5%、0~2歳は20.2%でした。
国は虐待対応に関する手引で、児相に緊急性を評価する「リスクアセスメントシート」への記入を求めています。放送では保育者の研修などをしているNPO法人「ちゃいるどネット大阪」が昨年5月、独自のアセスメントシートを完成させたことを紹介。実際の虐待事例から判断すべきチェックリスト(児童について108項目、保護者について68項目)を考え、子供、保護者の様子を評価できます。シートは府内全市町村の保育所や幼稚園に配布。希望者に1部100円で販売し、全国に出前講座もしています。
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