3日午後6時10分ごろ、熊本県和水町で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は熊本県熊本地方で震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・1と推定される。地震による津波はなかった。交通に乱れが出て、新年のUターンラッシュに影響した。
消防によると、熊本県益城町で80代女性が地震に驚いて転び、病院に運ばれた。首の痛みを訴えているという。熊本県によると、和水町や熊本市で公民館などの避難所に20世帯33人が一時、身を寄せた。
JR九州によると、九州新幹線は3日、博多―熊本の上下線で運転を終日見合わせ、在来線で振り替え輸送を行った。
熊本・和水で震度6弱 住民避難、新幹線停車
-
2016年4月に震度7を2度観測した熊本地震との関連について、気象庁は、震源域が20キロ程度離れていることから、「別のものと考えている」とのことですが、専門家の間では、熊本地震に誘発されて起こったのではないかと話す人もいます。また、和水町は熊本地震の影響で地盤が弱くなっており、揺れも大きかったのではないかということです。
一方、火山の専門家は「阿蘇山の噴火の影響はない」と話しています。地震はいつどこで起こるかわかりません。再度、私たちが学んだ防災の知識を確認したり、非常食などの準備をすることが必要です。
コメントComments