1日11時間以上働く中年男性は、7~9時間の標準的な勤務時間の人に比べて急性心筋梗塞を発症するリスクが1・6倍になるとする大規模調査結果を、国立がん研究センターや大阪大のチームが14日、発表した。特に会社員や50歳以上の人が長時間労働の影響が出やすいとしている。
長時間労働と急性心筋梗塞の関係を指摘した日本での本格的な調査は初めて。疲労回復が不十分になったり、精神的ストレスが増加したりすることが原因とみられる。
大阪大の磯博康教授(公衆衛生学)は「長時間労働が健康に影響することが裏付けられた」と話している。
11時間超勤務で心筋梗塞増 会社員、50歳以上は注意
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1993年の時点で49〜59歳の男性1万5千人の20年の追跡調査を行いました。今回は喫煙などのリスクを可能な限り、関係ないものとして分析しました。興味深いのは会社員の心筋梗塞のリスクが高くなること。大阪大学の磯博康教授のお話によると、「仕事の裁量権がないためストレスが溜まりやすいのではないか」と話しておりました。
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