仮想と現実が交差するSociety5.0。そんな社会を皆さんとともに想像し妄想しながら ” 遊び ” 倒す３時間。そんな「くだらない話」が、人類史上一番幸せな社会のヒントになるかもしれません。『シャングリラ』が、そこにあるかもしれません。

日曜に聴きたい曲もたっぷりとお届けしている『Society5.0 香格里拉（シャングリラ）』。パーソナリティは、フリーアナウンサーの柴田阿弥さんです。

7月26日の放送では、中国版TikTok「Douyin（抖音）」でフォロワー数50万人超えを達成した、中国に留学中の日本人女子大生シブルナさんがゲストに登場。中国版TikTokでフォロワー数50万人越えを達成した経緯や方法を伺いました。
　
　

シブルナさんは以前、中国の動画共有サイト「bilibili」にロングムービーを投稿していたそうですが、今年の3月頃から、事務所の勧めで中国版TikTokにショートムービーを投稿し始めたのだとか。あっという間に人気投稿者になったシブルナさんですが、自身もここまで人気になるとは思っていなかったようで「中国版TikTokに投稿し始めてから、意外とショートムービーの方が私に合っているかもっていうのはわかりましたね」と話します。

柴田　ここまでバズった理由は、ショートムービーが自分に合っている以外にどこだと思いますか？
シブルナ　理由は二つあると思っていて、一つ目は、私が外国人であるということ。二つ目は、私は投稿をネタ系の動画のみに絞っていることだと思っていますね。
柴田　ネタ系投稿に絞ろうと思ったきっけは何ですか？
シブルナ　中国で人気のある日本人のアカウントを見たときに、ビジュアルで売っている方とか、中国人のイメージ通り「かわいい系」というか、漫画の中に出てくるかわいい女の子みたいなアカウントがやっぱり多いんです。私はその中で突き抜けるために、ネタ系のおもしろ系でいこうっていう風に決めました。
柴田　なるほど。ちなみに、投稿内容のこだわりや気をつけていることはありますか？
シブルナ　うーん、最後にオチを絶対にいれることですかね。やっぱりオチがあると、見ている人は「いいね」とか押したくなるし、ネタ系の投稿なので。
柴田　確かに！ 「いいね」押したくなります（笑）

柴田さんも、この番組をきっかけにTikTokを始めましたが、最近飽ききてしまったそう。

柴田　どうやったら投稿を続けられますか？ あと、どうしたらフォロワーが増えるのかなって。
シブルナ　多分、一回めちゃくちゃバズったら、「あ、TikTokめっちゃ楽しい！」ってなるかもしれないですね。
柴田　なるほど、そこまでいかないとか。
シブルナ　TikTokのバズりって、YouTubeのバズりとかと比にならないんです。私が一回中国版TikTokでバズった投稿は、1100万回再生いったんですね。そうなると、コメントの数とか「いいね」の数も、もうなんか地球のものとは思えないほどの数になってきて、ちょっと異世界な感じがしておもしろいかもしれないです（笑）
柴田　なるほど（笑）。そこまでいければってことですね。
シブルナ　柴田さんだったらすぐいくと思います（笑）

柴田さんはシブルナさんに「将来の夢はなんですか？」と質問すると、シブルナさんは「えー!? 結構難しいんですけど、え、何だろうな？」と少し考えます。あらためて伺うと――

シブルナ　とりあえず、「今、中国で有名な日本人って誰？」って言われたら、「シブルナ」って言われるくらいまでやってみたいなっていうのはすごいありますね。
柴田　おーすごい、いい夢だ！ 本当に、シブルナさんはそのままでいてほしいなというか。
シブルナ　がんばります（笑）

そんなシブルナさんに、柴田さんはエールを送ります。

柴田　ほんと、日本に染まらないでほしいなって思います（笑）。大人になるといろんな人がいて、社会に出るとほんとにすぐみんな型に当てはめようとするんですね。多分シブルナさんもですけど、大勢の人に見られると“その人たちが見たいシブルナさん”を見るようになって、どんどん息苦しくなっていくんですけど。
シブルナ　あーそれはそうなんですよね。
柴田　でもやっぱね、私が実際そうだけど、どれだけ自分を貫いてもついてきてくれる人はなんかいるから（笑）。シブルナさんも自分を貫いて、60万人もフォロワーがいたら、絶対何十万人もついてきてくれるからね。

シブルナさんは「今の柴田さんのコメント、かっこいい！ めちゃくちゃかっこいいですね！」と感激していました。

柴田さんはシブルナさんとのトークを振り返って、「狭い日本だけの価値観で生きていちゃダメなんだなと思いました。ほんと勉強になりました」とコメントしました。