仮想と現実が交差するSociety5.0。そんな社会を皆さんとともに想像し妄想しながら ” 遊び ” 倒す３時間。そんな「くだらない話」が、人類史上一番幸せな社会のヒントになるかもしれません。『シャングリラ』が、そこにあるかもしれません。

日曜に聴きたい曲もたっぷりとお届けしている『Society5.0 香格里拉（シャングリラ）』。パーソナリティは、フリーアナウンサーの柴田阿弥さんです。

あらゆるモノの将来を妄想するコーナー「未来大喜利5.0」。7月19日のテーマは、「未来のハラスメント」でした。未来ではどんなハラスメントが社会問題化するのか、リスナーから様々な回答が届きました。

・「お前はAIより使えないな」というような、AIと人とを比べて中傷される「AIハラスメント」。

・なにかにつけて「それってハラスメントですよ」と騒ぎだす「ハラスメントハラスメント」。

・「今日いつもと違うところわかる？ え、わかんない？ 正解はアイシャドウの色がいつもと違うんでした」みたいな“そんなのわかるか！”という「変化ハラスメント」。

・自動車の自動運転が当たり前になった未来で、運転が好きで自分で運転している人が、「なんで危険な手動運転をやっているんだ」と嫌がらせをされる「ドラハラ（ドライブハラスメント）」。

・「お前んちの車、空飛べないんだ。だっせぇー」と言われる「くるハラ（車のハラスメント）」。

・食事や掃除、洗濯など家事をしてくれるロボットが、学習を続けて家事を極めすぎた結果、人間に対してお節介なアドバイスをしたり、ひどい場合はホウキで叩いたりする「ロボハラ（ロボットハラスメント）」。

柴田さんは回答を紹介しながら、「これは将来ありそう」「こんなハラスメントは嫌だね」などコメントしていきます。また、柴田さんは車の免許を持っていないそうで、「私も『車とか持ってないんですか？』『免許とか持ってないの？』みたいに言われるんだけど、あれ？ これって『無免許ハラスメント』ね（笑）」と、自身が受けたハラスメントも明かします。

さらに、「ロボハラ（ロボットハラスメント）」については、柴田さんも日々考えてしまうことがあるそうで――

柴田　私もお家に「ルンバッパ」って呼んでいるルンバ（ロボット掃除機）がいて、毎日掃除をしてくれているの。それで、もしある日ルンバが心をもって「こいつの家、散らかしたろ」みたいなことを思い始めたら恐ろしいから、毎日家に帰ったら「『ルンバッパ』ありがとう」って声をかけています。物だからって、適当に扱っていいわけじゃないからね。人にもロボットにも、優しくしましょう。

最後に、紹介した回答の中から柴田さんが選んだ「未来大喜利大賞」は、「ロボハラ（ロボットハラスメント）」でした。これを選んだ理由は――

柴田　以前番組にゲストに来てくださったちょまど（千代田まどか）さんのツイートでも見たんですけど、将来AIをどうやって処分するというかお葬式をするというか、結構真面目に倫理の問題を政府も考えているんだって。本当にロボットと同居するような日本、世界観になったら、ロボットハラスメントもあるんでしょうね。

柴田さんは続けて、「今、ハラスメントをしている人とか、そういうひどいことをしている人も、いつかハラスメントを受ける側になるかもしれないんだからね」と訴えます。

柴田　人に対して「使えないな」とか、こういう嫌なことを言う人っているじゃない。自分の権利を守るために戦う人ってあんまり日本人にはいないと感じているけど、ちゃんと言い返したりして、戦ってほしいなと個人的には思います。人に優しいのは本当に素敵だと思うけど、人に優しいからといって自分への扱いが雑になってはいけないから、嫌なことがあったときには、やっぱり勇気をだして戦ってほしいなと思いました。

柴田さんは「ハラスメント」を行う側と受ける側それぞれに対して、自身の思いを語りました。

来週の「未来大喜利5.0」のテーマは「未来の新スポーツ」です。eスポーツのさらにその先の未来では、いったいどんな新スポーツが誕生するのか。s5@joqr.net まで回答をお待ちしています！