仮想と現実が交差するSociety5.0。
そんな社会を皆さんとともに想像し妄想しながら ” 遊び ” 倒す３時間。
そんな「くだらない話」が、人類史上一番幸せな社会のヒントになるかもしれません。
『シャングリラ』が、そこにあるかもしれません。
日曜に聴きたい曲もたっぷりとお届けしている『Society5.0 香格里拉（シャングリラ）』。パーソナリティは、フリーアナウンサーの柴田阿弥さんです。

6月28日の放送では、ゲストに外資系IT企業に勤めるエンジニア兼漫画家の“ちょまど”こと千代田まどかさんをお迎え。プログラミングの最前線に迫りました。

●目次
千代田まどかが文系大学からプログラミングの道に進んだきっかけは？
サッカーボールが友達はもう古い!?
漫画『はしれ！コード学園』は男子校にしたかった!?
　　　
　
千代田まどかが文系大学からプログラミングの道に進んだきっかけは？
　
　
千代田さんは、現在200人いる部署内に日本人が2人しかいないという、ワールドワイドなIT企業でご活躍中。ITエンジニアの方々に、プログラミングするツールやクラウドサービス等のIT製品を、勉強会に登壇して広める仕事などをされているそうです。そんな千代田さんですが、大学時代はプログラミングとは全く関係のない英文科でシェイクスピアなどを読んでいたそうです。

柴田　千代田さんはめちゃめちゃ文系ですけど、どこからプログラミングに入っていったんですか？
千代田　実は私、高校生の頃に腐女子になりまして、自分が描いたBL漫画を世界の腐女子に発信したくて、そのためにウェブサイトを作ろうと思ったのがきっかけです。
柴田　BL漫画を描いてたんだ！
千代田　そうなんです（笑）。大変な黒歴史であり、人生で一番楽しかった時期でもあるんですけど（笑）。 PHPで掲示板も自作したりとか、広告のないサイトを作りたくてサーバーを自分で構築したりとか。あと夢小説ってご存知ですか？
柴田　知ってます知ってます！小説の主人公の名前部分が空欄になっていて、そこに自分の名前を入れるんですよね。私もやってました（笑）
千代田　私は主人公の名前部分に架空の男の名前を入れて読んでたんですけど、そういう夢小説を作るために名前変換ができる「JavaScript」を勉強したり、その他にもたくさん勉強して、私立文系の在学中に独学で国家資格の基本情報技術者試験に合格しました。
柴田　プログラミングって独学でいけるんだ！ すごいですね。
千代田　完全に煩悩でやりました（笑）
　　
　　
サッカーボールが友達はもう古い!?
　　
　　
千代田さんに改めて「プログラミング」とはどういうことなのか伺います。

千代田　まさにコンピューターに命令することがプログラミングですね。例えば、「メモリー〇番地に保存した値をロードしてください」とか、もっと抽象的に「この画面を出してください」とか、パソコン、スマホ、サーバーなどコンピューターが入ってるものに対して私たち人間が、最終的にコンピューターが理解できる形式に翻訳されるプログラミング言語で書いて命令するというわけですね。
柴田　うまくプログラミングをすると、ゲームとかアプリとかが作れるってことですもんんね？
千代田　はい、その通りです。なんでもできちゃう。

柴田さんも、プログラミング教室に通おうとを考えたことがあるそうですが、「プログラミングなのにみんなでディスカッションして発表とかしなきゃいけないみたいな所で。私は人と関わりたくないからという理由もあってプログラミング教室に興味を持ったので、『なんでディスカッションさせられるんだ！』と思って辞めちゃったんです」と打ち明けます。

2020年度から施行される学習指導要領では、小・中・高校でプログラミング教育が必修となる中、将来的に誰もがプログラミングを使えるようになるとどんな世界になるか、千代田さんの意見を伺いました。

千代田　コンピューターと友達になって仲良くなるとどんどんできることが増えていくので、もっと機械と人間が融合するような世界が訪れるんじゃないかと思いますね。
柴田　いいなー。なんかもうサッカーボールが友達っていう時代はもう古いのかもしれないね（笑）
千代田　（笑）。それの延長ですね。私の希望としては、例えば今スマートウォッチなどを身に着けるようになったんですけど、それを全部自分の身体に埋め込みたい欲がありますね。ウォッチですら忘れてしまうので。あとは義足もどんどんコンピューターを使うようになって、脳波とかを測定して自分の神経で動かしたりとかできるようになるし、どんどん人体と機械の融合が進むんじゃないかと結構マジで思っていたりします（笑）
　　
　　
漫画『はしれ！コード学園』は男子校にしたかった!?
　
　
千代田さんは、漫画家としても活躍されており、代表作『はしれ！コード学園』は、プログラミング言語を擬人化した女子高漫画とです。作品を読んだ柴田さんは、「めっちゃいいですね、わかりやすい！ 情報の教科書に載せたほうがいいですよ」と絶賛します。千代田さんがこの作品を描くことになったきっかけも伺いました。

千代田　もともと掲載していただいているメディアがITエンジニア向けのメディアで、担当編集さんが、プログラミングができて漫画も描ける人を探していて。
柴田　そんな絞りこんだ募集要項あるんですね（笑）
千代田　私はBLが好きなので、もともと登場人物を全員男子高校生にしようかと思っていたんですけど、担当編集さんが「ITエンジニア界隈は男性比率が大変多いので、登場人物女子がいいんじゃないかな」と言ったので、私は「あぁじゃあ全員女子にして百合にしよう」と思って（笑）
柴田　なるほど、「そっちでもいいか」みたいな（笑）

千代田さんとの笑いの絶えないトークに柴田さんは「ちょまどさん最高だ！（笑）私、こんなお友達欲しかったな」と、千代田さんに心を掴まれました。

【Society5.0 香格里拉】
https://joqr.co.jp/s5/
放送日：日曜 10:00～13:00 生放送
出演者：柴田阿弥（フリーアナウンサー）

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http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20200628100000

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