人間の持つ気高さを歌った『風に立つライオン』は、さだまさしさんの代表曲の１つで
すが、そのモデルになった柴田紘一郎さんが亡くなりました。過酷な環境下のケニアで
医療に従事した柴田さんの名前を冠する『柴田賞』は引き続き継承され、国外でボラン
ティア活動を続ける個人・団体に贈られます。柴田さんのご冥福をお祈りいたします。
今週は村上さんが『日本競輪選手養成所』で先頃開講した「特別講義」を紹介します。

競輪選手としてデビューすると、インタビューや取材を受ける機会が増えますがその時
にきちんと対応できるように会話術を身につけてから、卒業させたいという養成所から
の直々の指名を受けて村上さんが講師をつとめています。毎回将来を嘱望される若い人
と出会う機会を楽しみという村上さん。今年は男子７１名、女子２１名に教えました。
「流した汗はお金に変わる。流さなかった汗は涙に変わる」とか「嫌なことを言われて
もグッとこらえて徳を積む」などの言葉が、未来の競輪選手の記憶に残ったようです。
後半は『日本競輪選手養成所』の瀧澤正光所長が電話で出演。瀧澤所長は来月６５歳に
なるので財団の規定により１５年務めた養成所の所長を退任します。新聞で「自転車に
乗れなくても競輪選手になれる」という広告が目にとまり適性試験を受けて入学。自転
車競技の経験がなかったので「人よりも１分でも長く自転車に乗る」ことを心掛けプロ
デビュー後も徹底して鍛え上げ「特別競輪」優勝１２回、史上２人目となる「特別競輪
全冠制覇」を成し遂げた競輪界のレジェンドです。１５年の所長生活を振り返り「選手
育成に携われて感謝」と「自ら直接指導する瀧澤教場を出た小林優香選手などの活躍が
嬉しい」と感慨を語り、最後に後任に決まった神山雄一郎新所長にエールを贈ります。

放送日：2025年2月23日

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今年は「昭和１００年」ですが大多数のリスナーさんも昭和生まれです。我々の時代と
人生に寄り添ってくれた『我が人生の名曲リクエスト』と題してポップス、シャンソン
大正時代に作られ昭和・平成・令和の世も親しまれる唱歌も選曲。是非ご唱和下さい。

◆町田市の男性は米米ＣＬＵＢの『君がいるだけで』をリクエスト。自身の結婚披露宴
での思い出の曲だそうですが、作品自体も米米ＣＬＵＢメンバー同士の結婚を祝福して
作られ、１９９２年に大ヒットしました。◆新宿区の男性はピーター・ポール＆マリー
『パフ』です。１月のピーター・ヤーロウの死を悼み、小学生の頃に姉の影響で覚えた
ＰＰＭ作品は『５００マイルも離れて』や『悲惨な戦争』など数々の楽曲が耳に残って
いるが、中でも一曲選ぶとすればこの作品とか。６０年代に青春を過ごした鎌田さんも
世界中にフォーク・ソング・ブームを巻き起こしたＰＰＭの３人組をよく聴きました。
◆市原市の７３歳の男性は金子由香利の『再会』をリクエスト。還暦の時に初恋の人と
再会し、今でもＬＩＮＥでつながっているそうです。原曲は作詞：パトリシア・カルリ
作曲：エミル・ディミトロフ、ニコレッタの歌唱で１９６９年にリリースされましたが
本国のフランスでは話題作ではなかったとか。それを日本でヒットさせたのは日本語訳
と金子由香利さんの歌唱力です。◆下都賀郡の女性はカスケーズ『悲しき雨音』です。
作詞作曲はグループメンバーのジョン・クラウド・ガモーが担当し、１９６３年３月の
米国ポップチャートで３位まで上昇しました◆新宿区の女性は『早春賦』をリクエスト
作詞：吉丸一昌、作曲：中田章、１９１３年（大正２年）に発表されました。春の訪れ
を感じさせるこの曲は「日本の歌百選」にも選ばれています。ご一緒に歌って下さい。

放送日：2025年2月16日

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失って気づく「健康の有難み」敗れて知る「努力の大切さ」等いつだって大切なことは
あとから気づくものです。元気なうちから運動や食事に注意して健康づくりを続ければ
いいのですが「わかっちゃいるけどそれが難しい」という多くのシニア世代に「お金」
の尺度で見える化して健康へのモチベーションを上げる鎌田さんの新刊を紹介します。

健康づくりを推進する鎌田さんと、生活実感あふれるアドバイスで人気の経済ジャーナ
リスト荻原博子さんの対談から生まれた『お金が貯まる健康習慣』は、病気になるとお
金がかかる！というシニアの「健康とお金の不安」を軽減するアドバイスが満載です。
端的に言えば「健康で生き続けることがお金の不安解消にもつながる」という訳です。
「５キロ痩せれば１００万円得」は荻原さん自身の高血圧・膝痛・腰痛に主治医からの
「５キロ痩せれば寿命が１年延びますよ」と「年金を７０歳からの繰り下げ受給」にす
ることで年間で１０２万円増額になるので、荻原さんは「５キロ痩せれば１００万円」
と自分に言い聞かせてダイエットに成功して健康体を取り戻しています。また一時話題
になり不安を煽った「老後２０００万円問題」も本書では「介護費用は５００万円説」
『生命保険文化センター』によると介護費用の平均月額は８万３千円、在宅介護は４万
８円、施設介護では１２万２千円です。介護期間は平均５年１カ月なので、一人の介護
費用は約５００万円という計算になります。これはあくまでも目安ですが、将来、病気
や要介護になってお金を払うか、できるだけ臨終間際まで「ピンピン元気」を目指して
お金を好きなことに使うか。そうしたお金の使い方を考えれば、健康習慣を続けるモチ
ベーションももっと高まるのではないでしょうか。健康ならば医療費はかかりません！

放送日：2025年2月9日

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シニアの悩みは①病気②お金③人間関係とされています。７０歳を迎えたリスナーさん
から「先の事ばかり考えて不安になります」との相談投稿。天地が崩壊したらと不安で
夜も眠れない「杞人の憂い」の例えもあるように、考えることは大切なことですが考え
過ぎないようにしましょう！と回答。リスナーさんの悩みに応える『よろず相談』です

◆広島の女性。母が去年９月にコロナに罹患して以来体調を崩しているが後遺症かな？
ドクター鎌田の回答。わずかに「コロナ鬱」にかかる人がおりミクログリア細胞を刺激
し慢性炎症を起こして鬱状態になるのではないかという「説」と、不安感や孤独感が鬱
病を誘発しているという「説」があり、時間と共に解決するので朝日を浴びようと指南
◆８０歳の男性。３年前に「膵管内乳頭粘液性腫瘍」の手術を受けた後はテニスの腕前
が落ちたのでどうしたらいいか？回答は「タン活」をして、スクワットで下肢の筋力を
つけてテニスを楽しんでください。◆千葉の女性。ＬＤＬ（悪玉）コレステロール数値
が１８０台に上がってしまいましたが下げる方法は？回答は野菜３５０グラムの摂取と
オリーブオイルなど良い油を摂ると悪玉コレステロールを減らす脂肪酸が増えてきます
「キムチ納豆」などお勧めです。◆小金井の男性。９０代の両親に「介護認定」申請を
して欲しいが切り出せずに困っています。鎌田先生の回答は当人が拒んでいるので申請
は無理ですが、万が一のために「延命治療』の有無などは聞いておいた方がいいので、
「エンディングノート」を広げて時間を掛けて両親の心に風穴をあげていきましょう。
◆６２歳の男性も介護の相談。同居の高齢両親が想像以上に長命なのでセカンドライフ
の設計が狂い戸惑う夫婦◆姪に無視されて悲しい叔母の心境吐露など多様な相談に回答

放送日：2025年2月2日

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