(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2024年3月 8日
3月3日 第608回放送
ヘルシズム(健康至上主義)は健康を何よりも優先し「健康のためなら死んでもいい」
という冗談?ともとれる「間違った健康志向」に捕らわれる世界観ですが、健康の形は
人それぞれ。健診の数値が正常値を超えても生き生きと生活できればそれも健康と考え
ていい。今回の鼎談のテーマは『自分の生き方に照らして健康を考えてもいい』です。
内科医の鎌田實さんと精神科医の和田秀樹さん"異端な二人の対談"から生まれた本が
『医者の話を鵜吞みにするな』です。医者の話を全面的に受け入れる必要はないよ!と
医者だから言えることを次々に俎上に載せて一刀両断。和田さん自ら「人体実験」をし
ながら現代医学の常識に異論・反論を唱えています。糖尿病の持病がありながら大好き
なワインと美食に耽り血糖値が660(正常値は110)まで上がってしまいました。
スクワットとウォーキングで300まで下げたところでコントロール。それ以下にする
と仕事の能率に支障が出るという判断からこれ以下にはしません。糖尿病患者さんには
血糖値の変動こそがリスク。低血糖になると生活に支障が出るのでその点を留意しなが
ら「自分のやりたいこと」を優先した生活を送っています。また二人の共通認識として
実年齢を生きると老人になるだけだから「年甲斐もなく生きる」ことを推奨しています
「肥満パラドックス」や「コレステロールパラドックス」という現象についても言及。
肥満や高コレステロール値は「メタボを招く為、できるなら避けたほうがいい」とされ
るが、65歳を過ぎてこの考え方に捕らわれ過ぎるとかえって健康を損なうことになり
かねない!患者さんも「医者の命令に従う」から「自己決定」に改め、難しい場合には
医師の知識や意見を参考にして、患者と医師が「共同決定」するのもいい方法という。