(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年12月22日
12月18日 第545回放送
今年の「新語・流行語大賞」はプロ野球セリーグ三冠王の村上宗隆選手の活躍を称えた
「村神様」が選ばれ、同姓の村上さんも喜んでいます。今年の「漢字」は「戦」です。
またラジオ・テレビでお馴染みの方々も鬼籍に入られました。今週は師走恒例の企画で
鎌田さん村上さんが『今年亡くなられた親しかった方々を偲びつつ』お届け致します。
鎌田さんの師であり30年来の友人の原田泰治さんが3月に81歳で亡くなりました。
泰治さんはナイーブアート(素朴画)による風景画で知られ、小児まひの影響で両足が
不自由な中、古里をテーマに各地を取材し、古里の情景と人々の暮らしを温かい筆致で
描きました。鎌田さんは「人にはそれぞれの道がある...」という『一本の道』の一節を
紹介します。来年の5月14日、諏訪市の「原田泰治美術館」と「市民館」を利用して
さだまさしさんと共に発起人となり『泰治さんを偲ぶ会』を計画中であることも言及。
村上さんと親交のあった「金子みすゞの忘れ形見」上村ふさえさんが9月に亡くなられ
享年95でした。ふさえさんは3歳で母みすゞと死別したので愛を知らずに育ちますが
全国各地で開かれる「みすゞ関連のイベント」に足を運び、母が多くの人に支持されて
いることを知り、疎外感も変わり、ふさえさん自身が活力をもらい元気になったとか。
鎌田さんが一番好きな映画監督ジャン=リュック・ゴダール。60年代フランスで起こ
った「ヌーベルバーグ」の旗手で『勝手にしやがれ』で脚光を浴びた監督の死を悼む。
村上さんは5月に亡くなった作家早乙女勝元さんの「平和への強い想い」を語ります。
鎌田さんが「諏訪中央病院」で活動してきたことが評価されて「武見太郎記念生存科学
研究基金」の「武見記念賞」を受賞し、受賞記念講演を行なったことを報告しました。
2022年12月15日
12月11日 第544回放送
今年も残り3週間。スキー場がオープンしたり、各地のクリスマスイベントが賑わいを
見せ日本列島も平穏な師走の様子を見せています。今年私は何をしたか?の自問はさて
おき、今週は師走恒例の鎌田&村上『ボクたちおススメの映画と本』をお送りします。
まずは映画。鎌田さん推薦は『ワイルド・ロード』です。人気絶頂ラッパーのマシン・
ガン・ケリーは本名のコルソン・ベイカーで俳優としても活躍中。彼が主演した本作は
犯罪組織の金を奪った男が被弾し重傷を負いながらも逃避行するクライムアクション。
不義理続きで娘にせめてもの償いをしたいと行動するが果たして娘と再会できるのか?
村上さんは『土を喰らう十二ケ月』1978年に作家の水上勉が記した料理エッセイを
原案に中江裕司が監督・脚本を手がけた人間ドラマ。タイトルの「土を喰らう」とは、
旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物を有難くいただくこと
今この瞬間を大切に生きること。主演の沢田研二、松たか子も好演、料理は土井善晴。
25年ほど前、真冬の2月に信州の水上勉さん宅を訪ねた村上さんは、雪の下から自ら
掘り出したユキノシタの天麩羅、大根と厚揚げの煮物をご馳走になった思い出も語る。
鎌田さんが選んだ本は、今夏直木賞を受賞した窪美澄著『夜に星を放つ』です。5つの
短編から成り、登場人物も背景もすべてバラバラですが、星座を共通のモチーフとして
物語を紡いでいきます。中でも『星の随に』は、両親が離婚して新しい母とうまくいか
ない少年が父に肩車される最後のシーンでは不覚にも涙が溢れたと告白した鎌田さん。
人の良いところだけが見えるという特技がある坪崎美佐緒著『いま、目の前にいる人が
大切な人』を推す村上さん。坪崎マジック3つ、笑顔/元気な挨拶/3つ目は放送で!
2022年12月12日
12月4日 第543回放送
「さんたすろくたすにたすなな」ひらがなで書かれた計算式を頭の中で数字と記号に区
別して暗算で計算してもらう問題。3+6+2+7と書いて目視すれば簡単な問題です
が読みながら暗算するのは難しいです。実はこのドギマギしたりオロオロすることが脳
の活性化に役立ちます。今回は『ドクター鎌田の健康講座・脳活篇』をお届けします。
総務省の発表によると2025年には認知症患者が700万人超と予想し、90代前半
の男性は2人に1人、女性は3人に2人が認知症になるというデータもあります。これ
からはいかに認知症を遠ざけるかが人生のカギになります。そこで、脳を元気にするた
めには腸内環境を整えることが重要で、さらに脳にとって大事な質のよい睡眠をとる事
も重要です。脳と腸が整うと睡眠もしっかりとれ良いサイクルが生まれて認知症リスク
を下げることができます。そうした「脳と腸と睡眠の関係」をわかりやすく記したのが
『鎌田實の大人のうきうき健脳ドリル101』です。簡単に出来る「片鼻呼吸」という
リラックス効果があり、自律神経が整い睡眠の質が高められる呼吸法を紹介。①右手の
人差し指と中指で、左の小鼻を押さえ、右の鼻で3秒間、息を吸う。②さらに親指で、
右の小鼻もふさいで、3秒間、息を止める。③人差し指と中指を離し、左の鼻で7秒間
息を吐き、そのまま3秒間、息を吸う。④両方の鼻をふさいで、3秒間、息を止める。
親指を離して右の鼻で7秒間息を吐く。この繰り返しを1日10回実施を推奨します。
また『並べ替えパズル』は無作為に並んだ「ひらがな」を並べ替え意味ある言葉にする
例えば:いどでうけ→うでどけい腕時計。ドリル・運動・食事・脳に嬉しい情報満載!
◆募集中◆「嬉しかった今年の出来事」や「2023年の豊富」などお寄せください。
2022年12月 1日
11月27日 第542回放送
ロシアによる軍事侵攻でウクライナの各地は9か月も戦禍をこうむっています。エネル
ギー供給網を攻撃されて、厳しい冬をどのように乗り越えて行くのか心配です。イラク
の難民キャンプで冬の厳しさを体験した鎌田さんは憂いつつ、ウクライナの子供たちに
80足のスケート靴を贈り、ひと時でも笑顔になれる時間が持てればと願っています。
今週は絵本好きリスナーさんの推薦作も含め『おススメの絵本特集』をお届けします。
ラジオネーム:東京の休み鳥さん推薦はピーター・シス作『ニッキーとヴィエラ』です
第二次世界大戦開戦前夜のチェコスロバキアであった実話。ナチス・ドイツによるユダ
ヤ人迫害から子ども達を守りイギリスに脱出させようと尽力したイギリス人ニッキー。
彼に救われた669人の中の一人の少女ヴィエラ。この2人の物語を描いた絵本です。
ラジオネーム:パピョーンさん推薦は安藤忠雄作/はたこうしろう絵『いたずらのすき
なけんちくか』で、安藤さん設計の大阪・中之島『こども本の森中之島』が2020年
3月に開館し、その機に安藤さんが初めて手掛けた絵本です。自分の頭で考えることの
大切さを教えています。この図書館を訪ねた村上さんはスタッフに本の在り処を尋ねる
と「自分で探してください」と言われて、自分で考え探すことに気付かされたと吐露。
鎌田さん推薦は『悲しみのゴリラ』ジャッキー・アズーア・クレイマー作/シンディ・
ダービー絵。ママを亡くした少年に優しく寄り添うゴリラ。彼が悲しみから立ち直ると
ゴリラは幻と化します。村上さんは『いもさいばん』きむらゆういち作/たじまゆきひ
こ絵を推薦。おじいさんの育てたサツマイモを猪の子らが食べた。どっちに理がある?
◆募集中◆「嬉しかった今年の出来事」や「2023年の豊富」などお寄せください。
11月20日 第541回放送
「降る雪や明治は遠くなりにけり」は昭和6年に中村草田男が20年ぶりに母校を訪ね
往時を偲んで作った句とされています。昭和を懐かしむ言葉として平成20年の頃から
「昭和は遠くなりにけり」が盛んに言われ、令和の世でも元気な昭和生まれの聴取者が
多い当番組へは、昭和の音楽リクエストが寄せられます。今週は『音楽と報告の回』。
瑞穂町の女性からのリクエスト『里の秋/芹洋子』、さいたま市の女性『黒い瞳のナタ
リー/フリオ・イグレシアス』、八王子市の男性『太陽がくれた季節/青い三角定規』
春日部市の女性『秋桜/山口百恵』の4曲を選んでお便り紹介と共にお届けしました。
そして、鎌田さんからは12日に開催された『子ども・子育て市民委員会発足シンポジ
ウム』の報告がありました。シンポジウムに参加した中学生や高校生の積極的な発言や
経済界の代表や経済再生担当大臣の発言からも「少子化や人口減少によって起こる社会
問題が一様に指摘され、解決に向けて社会全体で考えて取り組む必要がある」と合意。
さらに「子どもは国の未来を担う宝、みんなで育てよう」の大会宣言で閉会しました。
後半は『チョコ募金』スタートのお知らせ。鎌田さんの「1%でいいから誰かのために
力を尽くすことで、世界はもっと生きやすくなるんじゃないか」という思いから始まり
今年で18回目を迎えました。問合せ先は03-6908-8473(平日午前10時
30分~午後4時)/ネット受付は「ジムネット チョコ募金」で検索してください。
村上信夫さん主催の『大人の寺子屋』@文京区湯島の『麟祥院』12月2日のゲストは
安土桃山時代から一子相伝で継承する「城端蒔絵」十六代目小原治五右衛門さんです。
◆募集中◆嬉しかった今年の出来事、克服した話など身の周りの話のお寄せください。