(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年8月17日
8月14日 第527回放送
『悪いのはお天気ではなく、着ている服だ』というノルウェーの有名な諺をエッセイ集
のタイトルにした山瀬理桜さん。自称「ノルウェーおたく」の本業はヴァイオリニスト
で、ノルウェーのハルダンゲル地方の民族楽器ハルダンゲルヴァイオンの演奏家です。
天真爛漫な山瀬さんが語るノルウェー人の考え方や民族音楽の演奏をお届け致します。
開口一番「天気が悪いことを理由にしたら、ノルウェーでは何もできません。できない
言い訳を考えるより、まずは行動しよう!という気持ちが込められています」という。
ピアニストの姉がノルウェー人音楽家と結婚したことで、山瀬さんはノルウェーの文化
に触れる機会が増え、その一連で民族楽器ハルダンゲルヴァイオリンと出会いました。
真珠母貝の象嵌細工で花模様の装飾が施され、トップはヴァイキング船の守り神である
ドラゴンが象られた見た目にも美しい楽器です。通常のヴァイオリンと同じように4本
の演奏弦があり、その下に共鳴弦と呼ばれる細い弦が5本張ってあるので演奏弦を弾く
と、共鳴弦も一緒に響くため、哀愁を帯びた美しい音色になります。弦が9本あるので
チューニングに時間がかかります。そこで「人生の3分の2はチューニングしている」
と演奏家は自認し、観衆もチューニング時間に抵抗ないのが彼の地の人々と言います。
ノルウェーに長年通い続けている山瀬さんがノルウェーで出会った文化人や作家、学者
政治家など数多くの人にインタビューし、男女平等・教育・社会福祉などの面で「幸福
度ランキング」の世界的に上位である理由を探求したのが冒頭挙げた本『悪いのは...』
「古きよき伝統を守りながらもしなやかに多様性を受け入れ、必要に応じた変化をいと
わない平等なノルウェー人の考え方」から「幸せな生き方とは」を問いかけています。