(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年6月29日
6月26日 第520回放送
鎌田さんは数年前にスキーで転倒し肩を骨折。イラク訪問など他の事を優先し手術を受
けずにいたら「過緊張性交感神経症候群」という深刻な自律神経の病気になりました。
手の指に力が入らない状態になり、体も硬くなって、膠原病に使う薬も効かないほどに
なり、その頃から「自律神経」を整えることに意識を向けて「ストレッチと呼吸法」で
硬くなった体を緩めて、ほぐすことを確信しました。今回は『鎌田式ストレッチ指南』
まずは『片鼻呼吸』です。鼻の毛細血管の中にある内皮細胞から「一酸化窒素」が発生
これが血管を柔軟にし拡張して、自律神経のバランスを整えます。指で左の小鼻を塞ぎ
3秒間右の鼻だけで息を吸い込む。そのまま両鼻を塞ぎ、3秒間呼吸を止める。次は右
の小鼻は塞いだまま左の鼻だけで7秒間息を吐き出す。吐き出し終わったら、そのまま
3秒間かけて左の鼻だけで息を吸い、両鼻を塞ぎ3秒間息を止め、右の鼻だけで7秒間
息を吐き出す。自律神経のバランスを整え、毛細血管のゴースト化も防いでくれます。
次は『バンザイ・ストレッチ』です。普段はなかなかしない「バンザイ」をすることで
体も心もリフレッシュします。肩幅に足を開いて立ち、息を吸いながら両手を胸の前に
上げる。そのまま息を吸いながら、腕を肩の上まで上げ、左足を少し前に出しバンザイ
をし、胸を大きく広げる。次に息を吐き出しながら元の姿勢に戻す。今度は右足を前に
出して同じ動作をします。胸式呼吸を意識しながら、左右5回ずつで1セットします。
その他に、足が上げづらくなったら『腸腰筋(太腿の付け根の筋肉)のストレッチ』や
メタボ対策にもなる相撲でお馴染みのお尻のストレッチ『四股(しこ)』。さらに尿漏れ
対策『骨盤底筋群の強化』は、仰向けで両膝を曲げ、お尻を上げて、肛門を締めます。
6月19日 第519回放送
定年を迎えることに対して不安な気持ちを抱く人もいれば、期待に胸を膨らませている
人もいます。そして、定年後の生活を送る方々からたくさんの投稿をいただきました。
人生の大きな区切りとなる『定年について』のお便り特集の第二弾をお届け致します。
【埼玉の男性】定年後のお勧めは釣り・川柳・絵画・俳句です。何気なく見ていたモノ
が新鮮に映るからです。【63歳・男性】定年後の楽しみは夫婦で行く温泉地めぐり。
【川崎の女性】モルックというフィンランド発祥のスポーツを楽しむチームを立ち上げ
活動中。頭と体の体操になる簡単で楽しいスポーツです。【74歳・男性】60歳定年
を迎えた3日後にカナダに語学留学。妻を伴い5か月か間の有意義な遊学生活でした。
【65歳・男性】退職したら好きなことをしようと思いつつ「好きなことが何もない」
ことに気付き分からなくなりました。しかし、それこそが「自身の存在意義は何か?」
を考える機会になり「本当の自分になれる機会だ」と気づきました。【68歳・男性】
定年直前に妻が相談もなく申し込んだ「市民農園」ですが、今は野菜作りが一番の趣味
になりました。また新聞などへの投稿も勧められ、初掲載での恥ずかしさと嬉しさとは
記憶に残り、以後は自分の心が感動したことを書いて纏めることが楽しくなりました。
【57歳・男性】定年は自分で決めるクレーン車運転手。父の他界と母の入院でこの機
に退職して北海道に戻ろうか思案のしどころです。【59歳・男性】青春18きっぷを
使って学生時代に旅した行程を再び旅行してみたい。【74歳・男性】腹筋、鉄アレイ
ウォーキングが私の健康維持の三本柱です。【65歳・男性】身辺整理をしながら職探
し中の私の実感は、社会との繋がり。【54歳・男性】定年後は百名山に挑戦したい!
2022年6月16日
6月12日 第518回放送
会社員や公務員など勤め人には「定年」があります。決まった年齢での定年がない個人
事業主も周囲の環境の変化で自ら退職を決めます。番組で『定年について』のお便りを
募ったところ、多くの方からお寄せ頂きましたので2週連続でたっぷり紹介致します。
【67歳・男性】定年を機にラジオ語学講座を受講している。【還暦の女性】働くこと
で気持ちを安定させているので、定年が迫り気分が不安になる。【63歳・男性】38
年の教員生活を終え、家内との旅行が生き甲斐になっている。【60歳・男性】5月に
定年退職したばかりの私がやりたいことは、15年続けているウォーキングの拡大版と
して「四国八十八ヶ所霊場めぐり」をする。結婚を機に手放した「大型バイク」にまた
乗りたい。更に「大型トラックの運転免許」も挑戦したい。【61歳・女性】65歳の
定年を望みながらも経営者の都合で会社は休業。58歳で退職した私は「お金持ちじゃ
ないけど、時間持ち!」と思い直して図書館を利用し読書三昧。児童書の『長くつ下の
ピッピ』から『幼年期の終わり』や『百年の孤独』まで読書はライフワークの一環です
【68歳・男性】勤務先病院の閉院に伴い、63歳でサラリーマン歯医者を辞めた私は
39年間患者さんの歯科治療で常に責任感の重さが頭にあったので、歯医者を辞めたら
本当にスッキリ。時々「いまの自分は人の為に役立っていないかも?」と思うこともあ
るが、現役時代に四六時中患者さんの治療のことばかり考えていたので、納得の生活。
【77歳・男性】定年退職して1か月後に体調を崩し入院。再就職もすべて失いゼロの
状態になりました。以来「人と比べない生き方」に徹し、今は土と戯れる充実の生活。
【64歳・男性】母の介護で早期定年。講師となり経験が役立つことを実感している。
2022年6月 9日
6月5日 第517回放送
昨年生まれた子供の数は811604人で6年連続過去最少を更新しました。婚姻数の
減少やコロナ禍の影響もありますが、出産をためらう「壁」として経済的な理由や仕事
を理由にあげる人がいます。仕事をしながら家事や育児を両立させるのは難しいです。
そこで、若い母親の求めに応じて家事や育児をサポートしてくれる「代行サービス」を
運営する会社を立ち上げた元祖歴史アイドルの小日向えりさんをゲストに迎えました。
小日向えりさんは、横浜国立大学在学中から「歴史アイドル」としてテレビ・ラジオに
出演、歴史関連の書籍を出版し「歴ドル」のさきがけとして活躍。芸能活動のかたわら
2017年『株式会社ぴんぴんころり』を設立し、家事育児をサポートする『東京かあ
さん』を運営。会社の経営に専念するため2020年5月末に芸能界を引退しました。
起業のきっかけは88歳のお祖母ちゃんです。80歳まで働いていたのに仕事を辞めて
から覇気がなく、怪我で入院してから元気のない姿を見てショックを受け、働くことが
「元気の源」であったことに気付きました。高齢者には働くことが1番のビタミン剤。
65歳を過ぎても元気に働ける場所を作り、ずっと元気でいてほしい!そんな思いから
高齢者の生きがいを創出し、生涯現役社会を創ることを会社ビジョンに掲げています。
『東京かあさん』が従来の家事代行と少し異なるのは定額制サービスで、大きな特徴は
「近所にもう1人のお母さんを持てる」というコンセプトです。登録されている女性は
長年主婦として家事や育児に奔走してきた熟練のお母さん。長年の経験をフルに生かし
家事全般から子守、相談相手など、マルチに対応してくれるのが強味です。しっかりと
マッチングして信頼できる「おかあさん」に出会える仕組みで、シニア活躍の場です!
2022年6月 3日
5月29日 第516回放送
現在の日本の15歳未満の子どもの数は1465万人で41年連続で減少しています。
このまま何も対策を講じなければ90年後の日本の人口は現在の半分以下5300万人
まで減少するとの推計もあります。世の中には「人口が減るのであれば、小さな国とし
てやっていけばいい」と考える人もいますが、人口減少が続けば様々な社会的難題が生
じます。人口減少を食い止める方法はあるのか?今回は『おススメの本』の特集です。
鎌田さん推薦『人口戦略法案~人口減少を止める方策はあるのか~』著者の山崎史郎さ
んは「ミスター介護保険」と呼ばれた厚生労働省の元官僚。2000年にスタートした
「介護保険制度」の構想から法施行まで携わり日本の社会保障の仕組みに精通した人。
介護保険が出来る前は「介護は家庭で行うもの」でしたが「介護は社会で!」を実現。
人口減少や出生率の低下を食い止めるために、子どもを社会で育てる「育児の社会化」
を具体的なデータと共に提示しています。出生率向上のための三本柱は「子ども保険」
「不妊治療・ライフプラン」そして「結婚支援」です。大人一人が毎月「子ども保険」
の保険料3.600円を負担すれば、子育て世代は3人まで子育てが可能になります。
村上さんは上野誠著『折口信夫「まれびと」の発見』を推薦。民俗学者として歌人とし
て日本各地を旅して、日本人の魂のありようを見つめてきた折口は日本文化は「感謝と
ねぎらい」で満ちていると指摘。日本人の「褒める文化」も重要な要素と考えました。
藤平信一著『広岡達朗人生の答え』は90歳を迎えたプロ野球界稀代の名将・広岡達朗
さんに合気道家の藤平さんがインタビュー。野球界の未来、日本の未来、そして生涯の
礎としてきた合気道について。肉体も精神も本当の事を学べるのは70歳からという。