(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年5月 6日
5月1日 第512回放送
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、平和を願う声と共にウクライナ
民話から生まれた絵本『てぶくろ』とロシアの絵本『おおきなかぶ』が注目され番組で
紹介したら「小学校の学芸会で演じました」や「親に読んでもらった記憶が蘇った」等
寄せられました。絵本への関心が高まる中で今回は『おススメの絵本』を紹介します。
『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』は、今年1月に86歳
で亡くなった児童文学者の松岡享子さんが原案と文、スロバキア在住の絵本作家の降矢
ななさんが現地の畑仕事をベースに文を補作し絵を描いた、松岡さんの遺作絵本です。
小さな家にまめまめしく働く老夫婦が仲良く暮らしています。2人は働き者なのですが
ひとつだけ困ったところがあります。それは何かしている途中でも、他にしたいことを
見つけると、そっちが気になって直ぐにやらないと気が済まない性格なのです。次々に
新しいことを始める2人の顛末をユーモラスに描いています。この絵本は動植物の世話
や修理、裁縫など毎日の生活を楽しみながら暮らすことが大事であると教えています。
『ぼくは川のように話す』は、吃音をもつカナダの詩人ジョーダン・スコットの実体験
をもとにした絵本です。少年の繊細な心の動き、父親の言葉とともに彼を救ってくれた
美しい川の光景を瑞々しいタッチでシドニー・スミスが描き、翻訳は原田勝さんです。
『ぼちぼちいこか』は、重量級のカバ君が消防士、飛行士、ピアニスト...次々に挑戦し
て失敗します。マイク・セイラー作/ロバート・グロスマン絵/翻訳は今江祥智さん。
◆募集テーマ『幸せを感じるとき』どんな時に幸せを感じますか?幸せとは何ですか?
あなたが幸せを感じる時、感じることはなんですか?体験談ご意見をお寄せください。