(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年2月24日
2月20日 第502回放送
鎌田さん村上さんも通うミニシアターの草分け的存在の東京・神保町の『岩波ホール』
が7月に閉館し54年の歴史に幕を降ろします。大手の配給会社が扱わない世界各地の
名作を上映し、日本の映画文化の多様性を担ってきた映画館だけに惜しむ声も多々あり
ます。今回は同ホールに44年勤務し運営に携わった原田健秀さんをお招きしました。
原田さんは『岩波ホール』が映画館に特化した1974年に入社。エキプ・ド・シネマ
(映画の仲間)運動を展開する総支配人の高野悦子さんを支えてきました。原田さんは
56か国以上の外国映画を紹介しましたが、中でもジョージア(旧グルジア)の映画の
紹介には積極的でした。きっかけは『百万本のバラ』の歌詞のモチーフとなった同国を
代表する画家ニコ・ピロスマニの半生を描いた映画『放浪の画家ピロスマニ』の公開。
ジョージア映画の独創性に魅せられて以来、ピロスマニ研究と「はらだたけひで」名で
画家・絵本作家(代表作は『パシュラル先生』シリーズ等)として二足の草鞋で活躍。
現在『岩波ホール』では原田さんが企画主宰する旧ソビエト時代のジョージアで製作さ
れた貴重な34作品を一挙上映する『ジョージア映画祭』が2月25日まで開催中です
ジョージア(旧グルジア)は抑圧と侵略に耐えた長い歴史があり、ジョージア映画は民
族と国の運命を背負った作品が多く1本1本に不屈の精神、映画への愛、情熱、夢など
様々な思いが込められ、侵略されながらも独自の言語、歌、踊り、文化を守りました。
そして、『ジョージア映画祭』に続いて26日からジョージア映画『金の糸』を上映。
伝説的な女性監督ラナ・ゴゴベリゼが91歳で日本の"金継ぎ"に着想を得て描いた過
去との和解の物語です。ジョージア映画を観に『岩波ホール』へ出掛けてみませんか?
2022年2月15日
2月13日 第501回放送
明日は「バレンタインデー」ですがJIM-NETの「チョコ募金」は多くの皆さまの
ご協力をたまわりまして完売しました!と鎌田さんからの感謝の言葉で始まりました。
今回は『ボクたちおススメの紙芝居と絵本』と題して新作の紙芝居などを紹介します。
テレビが普及する前の子ども達の楽しみは「紙芝居」でした。自転車に着けた小舞台で
おじさんは名調子で語りながら作品の世界へ誘います。鎌田さんと村上さんは『黄金バ
ット』や『怪人二十面相』などが印象に残っているといいます。日本でうまれた紙芝居
文化は「KAMISHIBAI」となり現在は世界37か国に広がっているそうです。
◆『かまた先生のはだかのおうさま』作:鎌田實/絵:松成真理子/出版社:童心社。
前作『かまた先生のアリとキリギリス』絵:スズキコージで「五山賞・特別賞」を受賞
した鎌田さんの2作目の作品です。有名なのはアンデルセンの『裸の王様』ですが鎌田
版は、王様の問題点をわかり易く取上げました。①周りの人間のことばに耳を傾けない
②人々が自由にモノが言えない状況にしている。③恰好ばかり気にしている。等です。
この紙芝居で鎌田さんが伝えたいのは①子どもには正直であれ。②見えない物は見えな
いと言える勇気を持つこと。③人それぞれにそれぞれの生きる道がある。以上の3つ。
王様は賢明な弟に王位を譲り、好きな洋服作りを職業にして社会貢献するという結末。
◆『しらすどん』作と絵:最勝寺朋子/出版社:岩崎書店。村上さんがショックを受け
た絵本。しらす丼を食べた少年が食べ残したしらすに代わって「生ゴミ」にされる話。
◆『わたしのげぼく』作:上野そら/絵:くまくら珠美/出版社:アルファポリスです
賢い猫と男の子の物語。老猫となった「私」は別れの時を迎え少年に想いを遺します。
2022年2月10日
2月6日 第500回放送
コツコツと10年積み重ねて、今回の放送が「500回」を迎えることが出来ました。
偏に『日曜はがんばらない』をサポートしてくださるすべての方々に感謝いたします。
「十年一昔」といいますが、この情報化時代の凄まじい時の流れの速さでは一昔の単位
が短くなっていると思われます。手前味噌になりますが、変わる世の中で「変わらない
ものもある」ということを伝えたくて続けている番組です。生きるヒント、健康づくり
のヒント、役に立ちたい一心で。今回は『リスナーの想い出に残る放送』の特集です。
◇新宿区の男性:永六輔さんの長女千絵さんが「父親の世間での大きさに葛藤した話や
一老人としての父を在宅で介護し、やっと父と娘の時間が持てた喜びを語られた回」。
◇大田区の女性:公開録音を兼ねたアルソア本社へのバスツアーがとても楽しかった。
◇飯能市の男性:10年間聴き続けていますが、500回目で初めてメールしました。
◇熊谷市の男性:『緩和ケア医が、がんになって』の著者大橋洋平先生が「行動して小
さな成功を繰り返すことで、状況は改善される」と話しましたが、私も確信しました。
◇板橋区の男性:柳家花緑さんが「識字障害」を打ち明けて原因が分かったことで心の
負担を軽くしたということに深い感銘を受けた。そして、勇気をもらった気がします。
◇安城市の男性:桑名市民会館の公開録音で、自分の声が放送され貴重な経験をした。
◇品川区の女性:1000回まで続けて欲しい!その時はボクたち84歳と79歳だ。
◇熊本市の男性:諸事情あって39歳で大学生の私。番組に励まされる事も多々ある。
鎌田さんは浅田真央さんやSUGIZOさんをゲストに迎えた想い出を語り、村上さん
は「東北被災地を忘れない」と放送した想い出やJKA補助事業の紹介例を語ります。