(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2021年10月 8日
10月3日 第482回放送
コロナ禍で外出自粛が続き高齢者のフレイル(虚弱)と認知機能の低下が気になります
認知機能は高齢者だけでなく50歳頃から次第に低下しはじめると言われているので、
コミュニケーション不足に陥りがちな大人は意識的に認知機能を保つことが重要です。
そこで「二見書房」から出たばかりの『鎌田實の大人のいきいき健脳ドリル101』を
もとに今回のテーマは『脳と体と心の健康を保つためのコツ』をいろいろ紹介します。
本書は「物忘れ・認知症予防」のコツ、バランスよく認知機能を鍛えるコグニサイズや
たっぷり3か月の101回分の「健脳ドリル」が載っています。まずは「物忘れ」予防
のワーキングメモリーを鍛える方法として、新聞の言葉を2つ覚えて誰かに話すとか、
歌詞を見ずに歌を歌うなどを紹介。また、認知症の初期には無関心・無気力・無感動と
いった「アパシー」といわれる状態になりがちです。そこで本を読んだり、映画やドラ
マを見て泣いたり笑ったりたりすることを推奨。さらに、「耳が聞こえにくくなったら
要注意」として、難聴が認知症に悪影響を及ぼすことを紹介します。脳への刺激が減り
認知機能が減るからです。耳が疲れて難聴になった場合は、自然の音を聴きましょう。
では「ドリル」に挑戦してください!まずは『ひらがな算数』です。ひらがなの計算式
を頭の中で数字と記号に区別して、暗算で計算してください。問題「さんたすいちたす
ごたすに」合計は?。その他に『穴あき算数』という「集中力」を高める問題もあり、
□には+-×÷の記号が入ります。3□4=7。8□2□5=20。□に入るのは何?
「ドリル」には、『昭和思い出しクイズ』や2枚の似た絵を比べる『まちがいさがし』
『二字熟語パズル』など記憶力を強化したり、ひらめき力を培う問題も載っています。