(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2021年6月 7日
5月30日 第464回放送
東京や大阪など9都府県で「緊急事態宣言の再延長」が決まって初めての週末でしたが
各地の人出は去年の同時期や先週と比べて増えていることがわかりました。自粛慣れで
しょうか?先々週放送した「ドクター鎌田がズバリ回答!新型コロナとワクチン特集」
に反響があり、更なる質問メールもいただきましたのでその「続編」をお送りします。
◆三鷹市の女性からの質問。Q:感染症と診断され自宅療養中に亡くなる人がいます。
どのような薬が処方され、医師の往診はあるのでしょうか?A:地域により対応は違い
感染者の中でも軽症の人が自宅療養者なので医師による往診はなく、症状が重くなれば
往診か入院措置をとるが、薬に関しては入院と在宅ケアで処方できる薬は異なります。
入院患者に使用できるのはレムデシビルやバリシチニブ(関節リウマチの治療薬)など
在宅ではデキサメタゾン(ステロイド系抗炎症薬)やコルヒチン(痛風治療薬)など。
◆西東京市の男性からの質問。Q:夫は人工透析、妻は糖尿病なので家族でコロナへの
基本対策は励行しつつも不安も感じています。ワクチンは決定的な解決策になりえる?
A:感染防止策、ワクチン接種など対策はいくつかの積み重ね。ワクチン接種は切り札
の1つになります。ワクチン接種によって抗体を保有する人が多くなれば「集団免疫」
が達成され、感染の拡大が抑えられます。基礎疾患のある人が感染すると合併症により
重症肺炎を起こしやすくなるので接種を推奨。副反応リスクと感染リスクの選択です。
◆川崎市の男性からの質問。Q:コロナうつの解消は?A:心の健康を守るセロトニン
(幸せホルモン)を出す4つを習慣化すること。まず、朝は太陽の光を浴びる。続いて
リズミカルな運動で分泌を促進。大豆・チーズ・肉魚を食べ、読書や鑑賞で感動する。