(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2021年2月15日
2月14日 第449回放送
「日本映画製作者連盟」はコロナ禍で昨年の入場者数が前年比55%に落ち込み、19
55年以降で最低を記録したと発表。一方、巣ごもり需要から「有料・無料のインター
ネット動画配信サービス」への加入者は増加しています。映画館が大好きな鎌田さんは
"変わる視聴習慣"に寂しさを感じつつも、見過ごした映画や知らなかった作品を格安
で視聴する機会になると肯定。そこで今回は『旧作を中心にお薦めの映画特集』です。
『ニュー・シネマ・パラダイス』は、シチリア島にある小さな映画館で映写技師をして
いる老人と、映画が好きな少年との友情物語です。岐路に立つ少年の背中を押す老人。
『ベニスに死す』は名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の作品。街全体にコレラが流行し
人々は逃げていきますが、美少年に魅せられてしまった主人公は街から離れず「美しい
ものだけが神聖なのだ」と呟きます。3本目の『イル・ポスティーノ』は公開当時にも
話題にならなかった作品ですが鎌田さんは絶賛。ノーベル文学賞受賞の南米チリの詩人
で政治家でもあるパブロ・ネルーダは国を追放されイタリアの小さな島で生活すること
になります。世界中のファンから届く手紙を彼のもとに届ける若い郵便配達の青年との
交流が詩情豊かに描かれています。イギリス人作家のグレアム・グリーン原作の名画と
いえば『第三の男』で名匠キャロル・リード監督がメガホンを取りました。第二次世界
大戦直後のウィーンが舞台で、モノクロ映画ですが映像美が素晴らしい作品。更に主演
のオーソン・ウェルズの圧倒的存在感は唯一無二。リュック・ベッソン監督『レオン』
は、中年の寡黙な殺し屋と孤独な少女が共同生活する中で次第に芽生える恋心。主演の
ジャン・レノの演技とハラハラドキドキする展開など本作は映画の醍醐味が満載です。