(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年11月24日
11月22日 第437回放送
"新型コロナウイルスは言葉にも感染拡大している気がする"と村上信夫さん。人を傷
つける言葉が広がり不安に陥れるような物言いが増えた印象です。使う言葉で人は変わ
り、耳に入る言葉で人は変わります。それゆえ嬉しい言葉が街に溢れたら、諍いがなく
なると信じ「嬉しいことばの種まき」を続ける村上さんの「言葉を変換する術」特集。
「ダメだなぁ」とか「面白くないなぁ」という「嬉しくない言葉」は断定的で否定的。
自分の思考も言葉通りに現実化し、相手がいると傷つける「武器ことば」になります。
これに対して肯定的な「嬉しい言葉」は「楽器ことば」になります。知らぬ間に相手を
傷つける「武器ことば」を「楽器ことば」に変換する術を「言葉の取扱説明書」として
村上さんは満を持して『嬉しいことばが自分を変える』を「ごま書房新社」から上梓。
全国の「ことば磨き塾」の塾生と考えた「武器ことば」を「楽器ことば」に変換した実
例集77を紹介。会議の席上で「ありえない」と武器ことばを発して否定されたら次の
提案も出しにくいが、その場で「そんな考え、思いもつかなかった」と頭ごなしに否定
されたのではない楽器ことばで言われたら次の展開につながります。自分が絶対と思う
か、自分にない発想に謙虚な姿勢で耳を傾けることが出来るか、この違いが出た好例。
採血する人に「血管が老化している」と言われた年配の塾生。もしこのとき「あらあ、
血管が繊細なのね」と笑顔で言いながら、やさしく針を入れる場所を探してもらえたら
どれだけ安心するだろう。入社早々に「出来ないヤツだ」と言われショックを受けた若
い塾生に対して、もし先輩が「いま力を蓄えているんだね」と言ってくれたら心の扉を
開きやすいと変換例を挙げます。今後「嬉しいことば」の使い手が増えることを希望。