(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年9月14日
9月13日 第427回放送
将棋ブームをけん引する高校生棋士の藤井聡太八段。7月に「棋聖」8月には「王位」
のタイトルを獲得し史上最年少18歳1か月で「二冠」になりました。幼い頃から藤井
八段を見守ってきた師匠の杉本昌隆八段が電話出演し師弟のエピソードを紹介します。
「弟子の活躍で私も注目されるようになった」と愛弟子の成長を素直に喜ぶ杉本八段。
「素晴らしい弟子を育てられましたね」と聞くと「育てようと思わない方が育つ。見守
るのが一番いいと思っている」という師匠。研修会に通う小学1年の藤井少年と出会い
2年生になった彼の指し手を見て「この子は将来タイトルを獲る」と確信したそうです
理由は基礎に忠実で洗練された将棋を指しながらも「空中サーカス」のような離れ業を
終盤で繰り広げることが出来ており、個々の駒の性能を把握しているから指せる妙手で
そうした勝ち方を狙う藤井少年に感心したそうです。また「負けず嫌いの性格」を挙げ
負けると人前でも号泣し、周囲の人を驚かすほどだったとか。そうした持ち前の才能と
性格が今日の「藤井二冠」に繋がったと語ります。中学生プロ棋士として注目を集めた
頃から記者会見で話す言葉が中学生らしからぬ言葉選びに「彼は二回目の人生」と冗談
も出るほど。祖父母や両親に囲まれて育ち、読書好きで司馬遼太郎の作品を愛読する等
しているから、極めて冷静で謙虚な言葉が躊躇なく口をついて出てくるのだそうです。
藤井二冠は東海地方で将棋の初タイトルを取りましたが、杉本八段の師匠は板谷進九段
でタイトル挑戦まであと一歩に迫りながら47歳で急逝。板谷九段の孫弟子の藤井二冠
によって東海地方の将棋界の悲願が達成されました。近々師弟で墓参に行くそうです。
板谷一門の教え「ファンあってのプロ棋士」は受け継がれ、藤井時代の幕開けを予感。