(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年7月13日
7月12日 第418回放送
京都で生まれ育った村上さんにとって京都の夏の風物詩「祇園祭」や、お盆の伝統行事
「京都五山送り火」が新型コロナウイルスの影響で規模を大幅に縮小しながらも実施さ
れるので中止にならずに安堵。鎌田さんの地元「諏訪湖花火大会」は中止決定ながらも
それに替わって毎日定時に花火を打ち上げます。コロナの流行で例年の夏とは違う様式
になりますが新たな試みの好機にもなります。テーマは「コロナ時代におススメの本」
鎌田さんの最新刊『コロナ時代を生きるヒント』は、カマタ流の温かくて柔らかい人生
の「終い方」についての本です。人には必ず死が訪れますが、現代人は死を語ることを
忌み嫌い、向き合うことを避けようとします。そして自らの死について自己決定しない
がゆえに、望まない延命治療や残酷な最期を迎えてしまいます。果たして死は怖いもの
なのでしょうか?鳥取県の『野の花診療所』で在宅ホスピス・緩和ケアをしている徳永
進先生とは「死は日常の中にあっていい」で合意。患者さんは「家族に迷惑を掛けたく
ない」というが、プロにすべてを委ねるのではなく、プロに手伝ってもらいながら家族
も関わっていくことが大切なのではないかと指摘します。京都大学のカール・ベッカー
教授は「40年前の日本人は世界で最も死を恐れていなかった民族」といいその理由は
在宅で家族を看取っていたからと指摘。家族の死が身近にあったことの良さを再認識。
コロナ後は別の価値観が生まれる時なので「生と死」を捉え直す機会にしたいと提唱。
村上さんは3月に急逝した志村けん著『志村流』を紹介。8年前に出版された本書では
志村さんが極めて「常識人」だったことが分かります。礼儀作法や時間厳守、蓄積と継
続を当たり前にして、少しの才能と個性があれば「明日はいい生活に近づく」と説く。