(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年6月22日
6月21日 第415回放送
3か月ぶりに駅や観光地に家族連れの姿が戻ってきました。19日に県境をまたぐ移動
も解禁されて初めての週末です。新型コロナウイルスの感染防止策を徹底させながら、
少しずつ客足を取り戻す取組が始まりました。テーマは『夏に向かってコロナと共に』
これからの暑い季節に備えてドクター鎌田からのアドバイス。今年は新型コロナの影響
で外出自粛が続き、運動不足による体力低下から「熱中症」になるリスクが高まってい
ます。また、感染予防でマスク着用が求められています。対面で会話する時は必要です
が、顔を覆うマスクは熱がこもりがちになり、特に高齢者や子どもは熱中症のリスクが
高まるので、周囲の人との距離が保てる場所では、適宜マスクを外して休憩をとったり
水分を補給するなど心掛けましょう。さらに可能な人はウォーミングアップをして汗を
かく訓練を今からしておくと良いと助言。後半は、NHKで長年ニュースを伝える立場
にいた村上さんが「コロナ禍での番組キャスターのことば」を取り上げます。阪神淡路
大震災や東日本大震災の時にニュースの送り手として「ことばの無力さ」を感じた一方
「ことばの素晴らしさ」も感じたという。不用意なことばを使ってはならないことは言
うに及ばず、用意したことばも寄り添わないことが多い。非常時の咄嗟の時に放送現場
のことばは余程吟味されたものでないとならないと考えていた。新型コロナ報道を巡り
番組キャスターたちのことばに注目が集まっています。なかでも日本テレビの藤井貴彦
アナウンサーがその存在感を高めています。藤井アナのことばは時宜を得て、視聴者の
気持ちに寄り添ったものだから「視聴者の心にささる」と事例と共に紹介。3か月ぶり
に再開した村上さんの「ことば塾」で集めたウイズコロナの嬉しい言葉も紹介します。