(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2020年4月20日
4月19日 第406回放送
世界中が感染拡大の恐怖に戦く新型コロナウイルスは忌み嫌われているウイルスですが
哺乳類は長い進化の中でウイルスの働きのよって胎盤が発達してきたので、ウイルスが
いなかったら人間は存在しない!と話す「生命誌研究者」中村桂子さんがゲストです。
「どんなに機械化が進み、便利な世の中になっても、自分の身を守るのは丁寧な手洗い
とウガイでしょう。幼稚園から続けています」という中村さんに頷く鎌田さん村上さん
『JT生命誌研究館』名誉館長の中村桂子さんは昭和11年生まれの84歳。生命誌の
提唱者で大阪・高槻市にある同館に27年勤務。生命誌とは38億年前に誕生した細胞
から始まる全ての生き物の歴史の繋がりの中から、人間を含む生き物を捉え直す研究。
生命史ではなく生命誌とした理由は、歴史というと信長や秀吉など歴史上の人物が中心
になるが、その時代には武将だけでなく農民も漁民も、女性も子供達も大勢いました。
人間の生産活動の場である田畑や海にも多様な命が息づいていました。時間的出来事の
ほんの一部分を抜き出すのではなく、戦国武将もアリもタンポポもバクテリアも全てが
地球に生きる一個の生命体という意味では同じという考え方から、人間も生き物の一つ
と捉えると社会の問題も浮かび上がるという。地球上には五千万種類以上の生物がいる
と推定、そのうち名前がついているのが150万種類くらい。熱帯雨林の昆虫で名前が
あるのは4%で96%は分からない存在。虫けらなんて言い方は失礼という中村さん。
学生時代にDNAの二重螺旋の模型に興味を持ち、映画でオードリー・ヘップバーンが
螺旋階段を降りてくるシーンに憧れ、体内にも美しい螺旋形があることに喜びを感じた
のがこの道に入る切っ掛け。自然なグレーヘアがお似合いの生命誌を紡ぐ研究者です。