(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2019年12月23日
12月22日 第389回放送
書店の数は、20年間で23000軒から8800軒(図書カード取扱店数)に減少。
活字離れ?ネット書店の隆盛?コンビニの雑誌販売?街の中から書店が大幅に減少して
いる背景には様々な要因があります。そんな中で、小規模ながらも単に売るだけでなく
創意工夫して経営努力を続ける店もあります。今回は「がんばる本屋」を紹介します。
木村元彦著『13坪の本屋の奇跡』が紹介する「隆祥館書店」は、大阪の谷町6丁目に
ある今年創業70年を迎えたオフィス街にある小さな本屋さん。創業者二村善明さんの
後を継ぐべく入店して25年になる長女で現店主の知子さんが電話で実情を語ります。
知子さん曰く「街の本屋は毛細血管みたいな存在。地域の人が欲しい本を分っている。
きめ細かい配慮が出来るのが利点」その一方「小さな書店には希望する冊数が届かない
という配本システムの問題もある」などと話す。2011年10月から始めた「作家と
読者の集い」は書店内で開催する作家の講演会で246回を数えている。父善明さんの
「書店は地域文化の発信拠点の役割を果たすべき」と作家と読者を仲介する催事開催。
その他、岩手県盛岡市の「さわや書店」は、2000年に鎌田さんが『がんばらない』
を出版した際に独自のポップを作ってベストセラーになる切っ掛けとなった本屋さん。
世田谷区下北沢にある「ダーウィン・ルーム」は「教養の再生」を店の理念にしており
選りすぐりの古書と、動物のはく製や化石などの雑貨が置いてある不思議な本屋さん。
日本酒を飲みながら本が読める不思議な読書バーは新宿にある「ノウ・バイ・モト」。
「八戸ブックセンター」は全国的にも珍しい市営の書店。来館者は1日平均500人弱
で目標の5割増し。民間書店では扱わない専門書も揃えて「本のある暮らし」を提案。