(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2019年10月21日
10月20日 第381回放送
東日本に洪水や土砂災害など甚大な被害をもたらした「台風19号」の上陸から8日。
各地で復旧工事や被災ゴミの処理が急がれ、今も多く人が避難生活を強いられています
今回は「激動の昭和」に音楽で明るいエールを送り続けた作曲家・古関裕而特集です。
福島市内にある「古関裕而記念館」は古関さんの名曲『とんがり帽子』をイメージした
塔の外観が目を惹き、朝夕古関メロディーが流れ多くの人々の耳を楽しませています。
記念館に立ち寄った村上さんも、館内で絶え間なく流れる古関メロディーに耳を澄まし
約600点の楽譜、写真、音源等の展示品で古関裕而さんを偲ぶ一時を過ごしました。
昭和の音楽史に残る作曲家である古関裕而さんは、1909年(明治42年)福島市の
呉服店の長男として誕生。音楽好きの父が買った蓄音器、母が買ってくれた卓上ピアノ
が音楽への門戸を開いてくれ、憧れの山田耕筰さんに作品を送り交流を続けた甲斐あり
1930(昭和5年)に「日本コロムビア」に入社し、職業作曲家として音楽に精進。
1964年アジアで初開催の「東京五輪」の選手入場行進曲『オリンピック・マーチ』
白球を追う高校球児の憧れ歌は、全国高等学校野球選手権大会の歌『栄冠は君に輝く』
巨人ファンの鎌田さん一押しは読売巨人軍の球団歌「巨人軍の歌」通称『闘魂込めて』
阪神ファンの村上さんは「阪神タイガースの歌」通称『六甲おろし』をスタジオで唱和
後半は、戦災孤児救済のキャンペーンドラマ『鐘の鳴る丘』の主題歌『とんがり帽子』
1961年公開された映画『モスラ』の挿入歌でザ・ピーナッツが唄う『モスラの歌』
永井隆博士の被爆体験をモデルに、戦災の全受難者に捧げる藤山一郎歌唱『長崎の鐘』
行進曲、劇中歌、歌謡曲など5000曲余の古関裕而作品から代表曲をお届けします。