(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2019年6月 3日
6月2日 第361回放送
横浜市青葉区にある「アオバ住宅社」は高齢者、生活保護受給者、シングルマザーなど
住まいの確保が難しい人の部屋探しを積極的にサポートするだけでなく、入居者の就労
支援にも取り組む"世話好きな不動産屋さん"です。ゲストは代表の齋藤瞳さんです。
部屋を借りるとき、どうしても敬遠されがちなのが、生活保護を受けている人や独居の
高齢者ですが「アオバ住宅社」の齋藤瞳さんは、そうした部屋探しに困っている人たち
を対象に不動産業をしています。ユニークなのは、部屋の賃貸を仲介するだけではなく
「働きたい」という就労意欲のある方には、仕事探しも一緒になってサポートしている
点です。ある男性との出会いが起点になりました。65歳で清掃会社を退職した男性は
生活保護受給者ばかりが住む寮から出て「1人暮らしをして仕事を見つけて働きたい」
と齋藤さんに相談。その寮を訪ねてみると、彼の部屋だけは清潔で見事に整理整頓され
ており、男性の真面目な性格が部屋から読み取れました。そして「高齢だけどまだまだ
働きたい」という言葉に「何とかしてあげたい」と思った齋藤さん。ところが賃貸物件
のデータベースを探っても生活保護者・高齢者・身内が居ない者は不可で、齋藤さんが
大家に直談判してやっと賃貸契約に至りました。さらに、アパートの共用部分の清掃を
して欲しいという大家さんに、男性の真面目な仕事ぶりを紹介し就労支援に繋げました
その男性の掃除が丁寧で高評価を得て「アオバ住宅社」は、物件の清掃業務にも進出。
信頼の相乗効果が生まれ、入居者は元気になり、大家は助かり、住宅社の評判は口コミ
で広がっています。齋藤さんは「地域のみんなを見守るような駄菓子屋的存在が目標」
といい"お節介"や"お互い様"精神で街の「地域包括ケア」の役割を担っています。