(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2018年9月 5日
9月2日 第324回放送
今夏の日本列島は35度以上の猛暑日が何日もありました。真夏の高温多湿による体力
の低下、空調による室内外の寒暖差で自律神経は乱れ、そして冷たい飲食物の取りすぎ
による内臓の冷えなどが重なって「何となくやる気が出ない」とか「いつまでも疲れが
残っている」そんな夏の疲労感は、放っておくと「夏バテ・秋病み」につながります。
そこで今回は『ドクター鎌田の秋病み防止の6つのアドバイス』を詳しく紹介します。
1【香辛料で食欲アップ!】暑さで食欲がわかないときは香辛料の香りが食を勧めます
ターメリックをはじめ多種の香辛料が効いたカレーに、夏野菜も入れて食べましょう。
2【薬味で健康長寿!】ショウガ、ワサビ、コショウ、ネギ、唐辛子を上手に使おう。
アディポネクチンの分泌をよくする働きがあり、血管内側の傷や動脈硬化を修復します
3【クエン酸で疲労回復!】レモン、グレープフルーツ、梅干し等に入っているクエン
酸には疲労回復作用があります。また、お酢に入っている酢酸も運動の際にエネルギー
となるグリコーゲンの生成を促すといわれています。酸っぱい物を適度に摂りましょう
4【ビタミンB1をしっかりとろう!】夏バテの時にはビタミンB1の消耗が激しくな
りがちです。ビタミンB1が不足すると、栄養をエネルギーに変換しにくくなり体脂肪
も増えてしまいます。ニンニクをきかせた豚肉のステーキや豚ショウガ焼きがお勧め。
5【運動で下半身の筋肉を動かそう!】マイオカインは別名「若返りホルモン」とされ
約50種類の物質があり、主に下半身の筋肉から分泌されます。スクワットしましょう
6【運動後30分がゴールデンタイム】30分以内に食事で壊れた筋肉が効率よく回復
されるという説があります。鶏のささ身、カツオ、マグロ、大豆製品等食べましょう!