(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2017年12月26日
12月24日 第288回放送
忙しい年の瀬。思い通りにいかずにイライラしたり、怒りを抑えきれず爆発させてしま
いキレていませんか?「怒ってしまう時の対処法」や「怒りの感情をおさえる方法」を
「アンガーマネジメント」といい、今回は怒りの感情をコントロールする法を考えます
ゲストは『つい怒ってしまうがなくなる~子育てのアンガーマネジメント~』の著者で
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事の戸田久実さんを迎えての鼎談です。
「アンガーマネジメント」は「怒りとうまく付き合うための心理トレーニング」のこと
怒らないのではなく、必要な時は怒り、不必要な時には怒らないようにコントロールし
怒ったことを後悔しないようにすること。鎌田さんは「怒ると免疫力が下がる」と指摘
怒ると交感神経が刺激され、血管は収縮して、血圧が上がり、循環が悪くなり、脳梗塞
や心筋梗塞を起こすリスクが上がります。怒りで交感神経が過緊張になればリンパ球が
減り、ナチュラルキラー細胞も減るので、感染症にかかりやすく、がんにもなりやすく
なったりするので、怒りは健康リスクを抱えていると考えた方がいいと解説。ではどの
ようにすればいいのか?3つのテクニックを紹介。まず「6秒ルール」は怒りホルモン
ノルアドレナリンが分泌するピークは6秒間なのでその間耐えれば怒りは爆発しない。
2つ目の「一服」はお茶かコーヒーを飲んで一服し、イライラやキレるのを防ぐ方法。
3つ目「一晩寝て待て」は、脳は寝ている間に何を記憶して何を忘れるか仕分け作業を
しているので、睡眠は記憶の整理をしながら感情の整理もするので抑えられるのです。
◆村上さんも注目する競輪界最高峰「KEIRINグランプリ2017」が平塚競輪場
で12月30日に開催されます。賞金1億円を目指しトップ9選手が競う大一番です。
2017年12月18日
12月17日 第287回放送
ダイエット!ダイエット!と唱えながらも、三日坊主で終わる人が多く身についた生活
習慣を変えるのは簡単ではありません。これを変えることを心理学では「行動変容」と
呼びます。きょうは「鎌田流ダイエット法」を切っ掛けに「行動変容」がテーマです。
今年7キロの減量に成功した鎌田さんがシンプルなダイエット法を伝授します。まずは
「ハーフスクワット」です。下半身に全筋肉の7割が集中しており鍛えることで様々な
健康効果が期待できます。直立した状態からイスの位置までお尻を落として5秒耐える
屈伸運動で1日に10回実施します。筋肉を動かすことで出てくる物質マイオカインは
体重が減り血糖値や血圧を下げる働きがあります。行動変容を起こすには「繰り返し」
が重要であると説きます。村上さんは「行動を変える」には「意識を変える必要あり」
として『伝わることば磨き』の講義内容「意識と無意識」をテーマに解説し「伝える」
と「伝わる」の違いを説明し「無意識に伝えていては伝わらない」とアドバイスする。
世阿弥の我見・離見・離見の見を学生たちにわかりやすく伝えるため、テレビカメラに
例え、自分を映す1カメ、2人を映す2カメ、俯瞰で映す3カメがあり、3カメの意識
を忘れないことが「伝わる」ことに繋がると説明。更に「嬉しいことばへの変換」では
面倒くさい→遣り甲斐がある、ネガティブ→思慮深い、ムカつく→自分を持っている等
「否定ことば」を「肯定ことば」にする習慣をつければ、意識が変わることを力説する
◆プレゼント◆村上さん推奨の『丹波黒さや大納言小豆』を5名様に。住所、氏名、
電話番号を明記の上「日曜はがんばらない・プレゼント係」まで12月22日(金)
必着です。余白のコメントは番組で紹介することもあります事ご了承をください。
2017年12月11日
12月10日 第286回放送
なかば死語になりかけていた「忖度・そんたく」という言葉が流行語大賞や検索大賞に
選ばれた今年。忖度は「他人の心をおしはかる」の意味で「ある事柄をもとにして推測
する」という本来の意味から、鎌田さんは「日本社会に巣食う病理をあらわす言葉」に
なり、日本中で忖度疲労が蔓延していると指摘。今回は「忖度」対症療法など語り合う
他者とのコミュニケーションを円滑にするために役立つ「忖度」の能力が、自分たちの
自由を奪い、息苦しい社会をつくる方向に作用している。忖度することで相手にしがみ
付き、また相手をコントロールしようとしてしまう人たちを『忖度バカ』と呼び、同名
の新刊で類型検証しています。忖度異常で「視野狭窄」に陥ったりしますが、対症療法
として「思いっきり空気をかき回したり、別解を探るといい」と鎌田さんは説きます。
村上さんは来年度から始まる小学1年生の「道徳の教科書検定」を巡る動きの中で忖度
が働いた可能性を指摘する。もうひとつは『大阪市立東洋陶磁美術館』名誉館長の伊藤
郁太郎さんが「芸術のパトロン」と呼ばれた総合商社「安宅産業」会長で天性の審美眼
を持った安宅英一さんのもとで韓国や中国の名品を数多く集めた過程での良い忖度話。
更に、伊豆の修善寺にある「日本競輪学校」に招かれ、特別授業を担当した逸話を紹介
1年間でプロ選手を育成するため、厳しく激しい特訓が続き、おのずと笑う機会も減る
ので、年に一度授業中に笑える「うれしい言葉の種まき」は教室に笑いが渦巻く時間。
■プレゼント■鎌田實著『忖度バカ』(小学館新書)サイン入りで5名様に進呈します
住所、氏名、電話番号を明記の上12月15日必着で応募ください。メール、ハガキの
コメントは番組で紹介する場合もありますのでご了承ください。お便りお待ちします。
2017年12月 4日
12月3日 第285回放送
村上さんが開口一番「久しぶりに勇気と元気がもらえる面白い洋画を見た!」という。
1950年~60年代、米ソが熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた時代にロケット打
ち上げに必要不可欠な「計算」を行う黒人女性たちが差別や障害を乗り越えて、歴史的
偉業に携わり、自らの手で扉を開いていく『ドリーム』です。今回は「夢」がテーマ。
鎌田さんは「夢を持たない少年」だったという。乏しい家計を知り中学生の頃は図書館
で借りた本をむさぼり読み、これが「いつか作家になりたい!」という萌芽になった。
高校生になると旅行に行けない反動で「将来は世界中を飛び回る人になりたい」と思い
医者になればそれが実現できると猛勉強し医大に進み医師になった経緯を紹介。一方の
村上さんは、両親の監視が厳しくて親の顔色を伺いながら育ったといい、小学3年生の
文集に「日本の役立ち人間になりたい」と記していたとか。アナウンサーとして実現。
その体験から若者向け『ことばみがき塾』では、就職を控え自分の夢を叶えたい学生は
夢を追うか現実に生きるか悩んでいるのでその時に自分の夢に正直であれと助言する。
「諦めなければ夢は叶う」という手本のような生き方をしている弁護士の神山昌子さん
は若い頃に新劇女優を目指したり、商社に勤務して結婚したが「主婦よりもっと自分に
あった人生があるのではないか」と思い離婚。シングルマザーで様々な職種を経験しな
がら36歳で司法試験に挑戦し還暦を前にして23回目で合格。ようやく念願の弁護士
になった神山昌子さんは現在73歳。新しい司法制度「法テラス」の一期生として旭川
での勤務を経て、現在は東京の法律事務所で活躍中です。鎌田さんは「夢はあるけど資
金がない」という若者を支援する社団法人を今年設立したので来年から始動するという