(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2017年11月27日
11月26日 第284回放送
冬の貴婦人と呼ばれるクリスマスローズ。花屋を営む末期がん男性はアリガトウを遺し
諏訪中央病院にたくさん咲かせて逝きました。長崎県南島原市の「ことばの魔術師」は
発達がゆっくりしているダイキ君。成人になっても3歳のピュアな心を持ち、寝る前に
手と足をさすりながら「きょう一日動いてくれてアリガトウ」とお礼を言っています。
今回は鎌田さん村上さんが見聞した「ありがとう・アリガトウ・有難う」を紹介します
「ありがとう」が長生きの秘訣になると言って習慣化している94歳の鮫島純子さん。
明治時代の慈善実業家・渋沢栄一の孫として生まれ、祖父譲りの人の喜ぶ顔を見るのが
楽しみな鮫島さんは講演依頼があると全国各地どこへも1人で出かけて行く活発な人。
鮫島さんは、どんなマイナスなこともプラスに転じる考え方の持ち主。自宅で階段から
滑り落ちて足を骨折したときも「頭を打たなくて、ありがとう」と咄嗟にことばが出た
それは感謝の練習の賜物といい「ありがとう」と書いた紙をキッチン、リビング、トイ
レなど家中に貼り巡らした。そうしないと言い忘れるからだ。紙を見るたびに口に出し
て言い「ありがとう」を習慣化したら「ありがとう」を口にする度に心穏やかになる。
小児科の崩壊を救ったママたちの「ありがとう」は、兵庫県の「県立柏原病院」の話。
ママたちのコンビニ受診で疲弊し、7人いた小児科医はついに2人に減ってしまった。
地元新聞で「小児科医の窮状」を知ったママたちは、一転「小児科を守る会」を立ち上
げて、小児科の先生に「ありがとう」を示すようにしたら医師も戻って来たという話。
その他に、町田在住のリスナー和江さんは人生初めての入院をし、医師、看護師、食事
を作ってくれたスタッフ、お掃除チームの人等々皆に「ありがとう」と感謝を込めた。
2017年11月20日
11月19日 第283回放送
スポーツ中継で番組は3週間ぶりの放送。その間に本格的な冬将軍が日本付近に到来し
すっかり冬の装いになりました。そして鎌田さんが代表理事をつとめるJIM-NET
冬季限定「チョコ募金」のシーズン到来。ゲストはチョコ募金協力者の神野美伽さん。
神野美伽さんは、5年前に作詞家で音楽評論家の湯川れい子さんから「チョコ募金」の
話を聞き、趣旨に賛同してチョコを購入。お礼の電話をした鎌田さんとも意気投合して
以来、東北の被災地支援ステージに一緒に立つなど自発的に支援活動をされています。
歌手である神野さんの持ち味は、圧倒的な力強い歌声と声量。演歌だけでなく、シャン
ソン、民謡、ジャズなどあらゆるジャンルを歌い上げる稀有な存在。11歳でスカウト
され、18歳でデビュー。3作目の『男船』がヒットして一躍有名になりました。来年
35周年を迎えますが、彼女が4年前から挑み続けているアメリカでの新たな演歌への
挑戦。誰も知り合いのいないNYで無手勝流に挑み、ジャズピアニストの大江千里さん
ジャズ・コーラス・グループ「マンハッタン・トランスファー」のジャニス・シーガル
さん等との出会いが生まれ、そこから新たな作品も生まれています。35周年の年明け
早々に世界同時発売のアルバム『夢のカタチ』をリリースし、大阪の『新歌舞伎座』で
1月は座長公演『神野美伽新春特別公演』人情喜劇と歌謡ショーで観衆を魅了します。
◆チョコ募金のお知らせ◆日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)恒例の
募金キャンペーンです。チョコ4缶&カード4種が1セットになって2200円です。
お申込みFAX番号は03-6908-8474。又はJIM-NETのホームパージ
からもお申込みいただくことができます。電話による受付は12月以降になります。