(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2017年9月20日
9月17日 第276回放送
テレビの創成期から活躍し、作詞家として多数のヒット曲を放った昭和の才人・永六輔
さん。去年の7月7日の訃報は、ひとつの時代が終わったことを象徴するものでした。
一周忌を経て『父「永六輔」を看取る』を宝島社から上梓した長女の永千絵さんを迎え
「有名な永六輔ではなく、老父の永孝雄との10年間の自宅介護エピソード」を伺う。
永六輔さんに顔だちがよく似た千絵さんは「自分の父親が有名人であること」にずっと
違和感を持っていたといいます。十代の頃はほとんど父娘の会話もなかったと打ちあけ
唯一の話題が映画だったので作品評をし、父に代わり映画評を書く仕事に就いたとか。
著書のタイトルに永六輔をカギカッコで囲んだのは、千絵さんが語りたいのは有名人の
永六輔の話ではなく、父親の永孝雄について自分が確認するために書きたかったからと
いいます。社会的には尊敬され、素晴らしい仕事をしていると評価されている父親だが
家の中では、超せっかちな性格とか、大の病院嫌いとか、微笑ましい出来事も披露され
ています。『諏訪中央病院』の名誉院長であり、六輔さんの信頼を得た主治医のような
存在の鎌田さんが登場するエピソードもありますが「人間ドッグ事件」は身長と体重と
血圧だけ測って、痛いことは一切しないで帰ったというもの。また、全幅の信頼を得て
いた鎌田さんは千絵さん達から「困ったときの鎌ちゃん頼み」でSOSが発信された。
大腿骨骨折で緊急入院した永さんは「せん妄」の為に自宅と病院の区別がつかずベッド
でしゃべり続け、鎌田さんのアドバイスで一時帰宅された途端に意識を取り戻し、病院
に連れ戻し以後は頭もクリアになったとか。千絵さんが幼い頃ほとんど家にいなかった
父親とじっくり過ごすことが出来た晩年の10年は振り返ると楽しかったといいます。