文化放送

鎌田實×村上信夫 日曜は頑張らない

鎌田 實
鎌田 實
(かまた みのる)

医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、 東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会 放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」 「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

村上 信夫
村上 信夫
(むらかみ のぶお)

1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com

過去の記事

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2017年4月12日

4月9日 第253回放送

日本は世界有数の裕福な国ですが、貧困状況にある子どもの数は年々増えているといい
子どもの6人に1人が相対的に貧困状態にあり、ひとり親家庭の貧困率は5割を超えて
います。とりわけ「シングルマザー」の平均年収は男性の半分。この問題を考えます。

まずは『NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ』理事長の赤石千衣子さんが登場。
「ママが元気になれば子どももしあわせに!」とシングルマザーと子ども達を支援する
同会の会員数は800人。全国には8つの姉妹団体があります。シングルマザーは離婚
による人が8割で、そのまま結婚生活を続けていたら、DV、借金、不倫など子どもと
共により困難な生活になってしまう。そこで、勇気をもって決断した女性です。同会の
様々な支援活動の中で「入学お祝金事業」は、制服代などが捻出できずにいる子どもに
入学お祝金3万円贈呈、今年は365人の子どもたちに送りました。「シングルマザー
キャリア支援プログラム」やお米10キロを送る「食料支援活動」などもしています。
赤石さんの提言。親の経済状況が厳しいと、子どもは将来の夢を描くことが出来ない!
なので「同一労働同一賃金」実現と「児童扶養手当」の充実を願っているといいます。
続いて、シングルマザーの中には生活費を稼ぐ手段として風俗産業を選ぶ人もいます。
「キャスト」と呼ばれる風俗店で働く女性や、過去に働いていた女性も含めて彼女たち
のセカンドキャリアをサポート事業に取り組んでいる『一般社団法人GrowAsPe
ople」の代表理事角間惇一郎さんが登場。収入減になる「40歳の壁」への対処法
や、働いてない時間の有効活用などを一緒に考え、セカンドキャリア実現への支援を軸
に7年間活動。実態調査を基に『夜の世界白書』を発表。転身への道標に期待します。

放送分を聴く
放送日:2017年4月9日

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