(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2016年10月17日
10月16日 第230回放送
「私はまだ、映画がよくわかっていません」とは巨匠・黒澤明監督が90年に米アカデ
ミー賞・特別名誉賞を贈られた時に、スピルバーグとルーカスの両監督からオスカー像
を渡されて発したスピーチです。映画は奥が深い!それだけに楽しみ方もいろいろです
映画好きな鎌田さんと村上さんが、この秋公開されるお薦め作品を選んで紹介します。
まずは公開中の話題作。新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』を2回観た村上さんは
若い人たちの多さに驚かされ、中高年の姿も見かけたので菊田一夫原作の『君の名は』
を想起して観に来ているのではと思ったとか。作品は意外性のあるストーリーや美しい
風景描写が見事。舞台となった飛騨が聖地となり「聖地巡礼」も盛んというヒット作。
続いて、宮沢りえが銭湯の肝っ玉母さんを熱演する『湯を沸かすほどの熱い愛』です。
夫の失踪で休業状態になった銭湯の女将は、突然の事態にもめげず、持ち前の明るさと
肝っ玉の強さで家計を支え、学校でいじめられている娘の問題や自身のがん宣告を経て
残り2か月の人生で「絶対にやっておくべきこと」を次々完遂していく家族愛の物語。
3本目はイギリス映画の『ベストセラー~編集者パーキンズに捧ぐ~』。パーキンズは
ヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルドなど無名人を発掘し一流作家に育てた
名編集者。彼が見出した夭折の天才作家トマス・ウルフとの友情と闘いを描いた作品。
更に、『手紙は憶えている』は70年前にナチスに家族を殺された90歳の認知症の男
に届いた手紙から物語は展開し、老人が最後に犯人にたどり着くという驚愕のラスト。
将棋ファンの村上さん推薦は『聖の青春』。百年に1人の天才と言われ「東の羽生善冶
西の村山聖」と並び称されながら、名人への夢半ばの29歳で昇天した村山聖の物語。