(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2016年9月20日
9月18日 第226回放送
フランスは世界一の観光大国です。去年同国を訪れた外国人観光客数は8400万人で
中でもパリは人気ですが、去年から続くイスラム過激派によるテロ事件で、人気に影を
落としています。自由・平等・友愛の名の下に民主主義国家を創り上げてきたフランス
がいま直面している社会的ジレンマなどをパリ在住の作家好村兼一さんと鼎談します。
好村兼一さんは、鎌田さんと「東京都立西高校・剣道部」で竹刀を交えた同級生ですが
剣道の研鑽を積んで2002年に剣道の最高位である八段を取得した時代小説家です。
渡仏のきっかけは東京大学に在学中の1970年。剣道部の顧問から「全日本剣道連盟
派遣学生指導員」に推薦され、当初は1年で帰るつもりが3年目で腰を据えると決意し
渡仏から47年、パリで剣道の指導を続け、海外在住者で初めての最高位八段に到達。
剣道指導のかたわら、40代半ばから時代小説を書き始め2007年に作家デビュー。
作品は剣の道を究める達人ならではの戦いの描写、達観した考え方などは読者の心に深
く刻まれ、最新刊の『いのち買うてくれ』(徳間書店)は、藩の重臣により仕組まれた
謀略の為に、江戸に逃れた主人公が武士の矜持に苦しみながら家族と辛苦が続く物語。
日本を離れて半世紀、日本人の安易な現代生活を知らないから書ける小説とは本人談。
また、近年特に大きな社会問題になっている移民問題やテロ事件の衝撃などについては
自由・平等・友愛を国是に掲げるフランスは、多くの移民を抱える多民族国家であり、
移民政策は世界でも厳格な「同化主義」が基本ですが、同化できない若者が増えてきて
多民族を同化主義でくくるときの脆弱性は、以前から指摘されて小事件はあったそうで
「食い詰めた若者が過激思想に感化されて起こす事件」と市民は静観しているという。