(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2016年5月 2日
5月1日 第206回放送
大型連休は普段できないことをやろう!と家族の絆を深めたり、思い出作りに勤しんだ
りします。今は「独りぼっち」の人も誕生の際は親の存在があります。親なくして子が
生まれることはありません。「こどもの日」を前に親子とは?家族とは?を考えます。
医療技術の進歩と共に、精子や卵子提供による人工授精、体外受精、代理出産と第三者
が関わる「生殖医療技術」もどんどん進んでいます。その一方で、生殖医療にかかわる
法律は整備されていませんし、肝心の「生まれてきた子の権利」が語られることはあり
ません。あなたは「自分の親が解らない人の悩み」に想いを巡らした事がありますか?
今回のゲストは、戸籍上の父親ではなく第三者の精子提供を受けて母親から生まれた人
『非配偶者間人工授精(AID)で生まれた人の自助グループ』の石塚幸子さんです。
石塚さんの父親が遺伝性の病気(筋ジストロフィー)などの理由で、両親は第三者から
の精子提供を受ける決断をしました。父の病気が遺伝している可能性があるので悩んだ
彼女はそのことを母親に告げました。すると「父と血はつながっていないから大丈夫」
「昔、慶応大学で精子提供を受けた」「提供者については何もわからない」と母の弁。
「とても大事なこと」を信頼していた親から知らされていなかったことに憤りをおぼえ
「AIDで生まれた私は一体何者なのか?」自己喪失の悩みに苛まれ、同様の悩みを持
つ人とグループを創設しました。日本では「結婚したら子どもを作るのが普通」「親子
は血がつながっているのが普通」という暗黙の了解がありますが「もっと多様な家族を
認める社会」であれば、生殖医療に関する見方も変わるのではと石塚さんはいいます。
養父母に育てられた鎌田さんも同調して生殖医療や親子関係、命についても考えよう!